2月4日、ロードレース世界選手権MotoGPに参戦しているチーム・スズキ・エクスターは2022年型のスズキGSX-RRを公開した。
1974年に500ccクラスの参戦を開始したスズキは、2002年にMotoGPクラスが990cc(現在は1000cc)へとレギュレーションが変更されたタイミングでV型4気筒エンジンのスズキGSV-Rを投入。2011年末にはMotoGPの参戦を一時休止することとなったが、2015年からは新たに開発した並列4気筒エンジン搭載のスズキGSX-RRでチーム・スズキ・エクスターとして戦っている。
2020年にはアレックス・リンスが1勝を含む4度の表彰台でランキング3位、ジョアン・ミルが1勝含む7度の表彰台を獲得しライダーズチャンピオンに輝き、チームチャンピオンも獲得した。
2021年からはモンスターエナジーとスポンサード契約を締結し、エストレージャ・ガリシアのロゴもマシンに入った。2連覇とはならなかったが、ミルが6度の表彰台に上りランキング3位、リンスが1度の表彰台でランキング13位となった。
そんなスズキは、2022年もチーム・スズキ・エクスターとして参戦。ライダーはチーム6年目となるリンスと4年目のミルのラインアップを継続して、テストライダーのシルバン・ギュントーリ、津田拓也とともに2022年シーズンもMotoGPに挑む。
また、テクニカルマネージャーは河内健氏、プロジェクトリーダーとチームディレクターは佐原伸一氏が務める。
お披露目されたスズキの2022年型MotoGPマシン『GSX-RR』は、ブルーとシルバーのカラーリングは継承されたが、ゼッケンベースカラーがブラックへと変更された。
また、フロントカウル上部とアンダーカウルにモンスターエナジーのロゴ、サイドのカウルにエストレージャ・ガリシアのロゴが配された。