働き始めてみると社内の雰囲気や仕事のやり方が合わず、続けられないこともある。キャリコネニュースの「仕事を即行で辞めた人」を対象としたアンケートに、埼玉県の50代女性がこんな体験談を語ってくれた。(文:コティマム)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
「紹介所で提示された雇用条件とは大分違うとは思いました」
女性は特別養護老人ホームで正社員として働きながら、副業として登録訪問ヘルパーにハローワークから申し込んだ。しかし2週間で辞めることとなった。
「本職(特養)の空いた時間にダブルワークとして働きましたが、面接の段階で紹介所で提示された雇用条件とは大分違うとは思いました。面接官2人で次々書類を出され、『では此処に署名・押印』と何十枚も書かされ、その場では交わされた雇用条件も渡されず、確認できませんでした。今現在も手元にはなく」
女性は2週間の間に10件ほど稼働した。しかし「10人程スタッフがいる前で、『一軒のお宅のケアが指導したやり方ではなかった』と同行した登録ヘルパーから報告がきたと怒られました」という。
「私は国家資格も保有。看護師指導のもと医療ケア資格も保持しており、利用者様にとって一番安楽な姿勢でのケアを行ったつもりでしたが、一方的に否定されました。『……では辞めさせていただきます』と言うと、『退職願いを提出しろ』と言われました。しかし未だ一度の賃金もいただいてなく、まして雇用の取決め書類も返却いただいてはおらず」
突然送られてきた現金書留
女性が退職して2か月近く経ってから、職場から自宅に現金書留が送られてきた。面接時に作った振込銀行口座への入金ではなかったという。おそらくこの現金書留が2週間10件分の給料ということなのだろうが、女性は「受け取りを拒否、馴染みの配達員さんに返却をお願いした」という。女性が受け取っていないにもかかわらず、なぜか年末に源泉徴収票が送られてきたそうだ。
女性はその職場について、「今もハーロワークで人材を募集していますが、私には合わなかったと思います」と振り返る。現在は
「今現在はダブルワークに理解あるアルバイト先で、本職同様に楽しくお仕事をさせていただいております」
と報告していた。