受験は人生の一大イベントだ。事前に試験会場の場所をしっかり確認して臨みたいところだが、うっかりさんもいる。今回は東京都の30代男性(専門職、コンサルタント・士業・金融・不動産/年収1400万円)から寄せられた受験エピソードを紹介する。(文:谷城ヤエ)
同じく間違えた受験生2人とタクシーに乗ったが……
男性は20年前、「本命校受験当日の朝、試験会場を間違えてしまった」のだという。
「途方に暮れていたとき、同様に試験会場を間違えた二人の学生と鉢合わせた。3人でタクシーを捕まえて、本来の受験会場に向かった」
試験会場に到着し、これで一安心かと思いきや
「支払いを終え、降りようとしたとき、タクシー運転手に忘れ物があると呼び止められ、確認したところ、自分のものではないメガネが座席に残されていた。メガネを拾い、持ち主に渡そうとしたが、見当たらず、仕方なく、係員に落とし物として届けた」
視力が悪い人にとってメガネは試験に必要不可欠だろう。持ち主は大丈夫だったのだろうか。男性は
「その学生の受験結果がどうだったのかずっと気になっている」
と綴っていた。