トップへ

なにわ男子、SNSから垣間見える“ここだけの素顔” 7人で過ごす時間に育まれる家族のような関係性

2022年02月02日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

なにわ男子

 2021年11月12日にデビューシングル『初心LOVE』をリリースするとともに公式Instagramを開設し、2022年1月26日にフォロワー数100万人を突破した、なにわ男子。また、2021年10月18日の配信でジャニーズJr.チャンネルを卒業し、翌10月19日からスタートしたグループの単独YouTubeチャンネルも、登録者数94.5万人を超える(1月31日現在)など100万人が目前に迫る勢いを見せる。本稿では、デビューと同時にSNS展開をしてきたなにわ男子の、SNSならではの魅力に迫ってみたい。


(関連:なにわ男子、SNSから垣間見える素の姿


 Instagramでは、1月31日現在までに124件の投稿がなされている。メンバー紹介から「初心LOVE」MVの一コマ、2019年から2020年に開催のツアー『なにわ男子 First Live Tour 2019-2020~なにわと一緒に#アオハルしよ?~』をはじめとするステージでの集合ショット。さらに、横浜アリーナ公演中にサプライズでデビュー発表が行われた『なにわ男子 First Arena Tour 2021 #なにわ男子しか勝たん』での様子、そして迎えた11月12日のデビュー日ーー2カ月ほどではあるが、なにわ男子の濃密な場面がシェアされている。


 昨年11月19日の投稿では、「1回のジャンプでみんな目開いてるのは奇跡中の奇跡 この瞬間世界で1番アイドルしてた説」と綴り、奇跡のショットもお披露目。最近では投稿にテキストが添えられているほか、メンバーが撮影したショットや楽屋での一コマ、寝顔にモグモグタイム、様々な組み合わせでの2~3ショット、そしてクリスマスにはサンタ姿も披露と、彼らをより身近に感じられる投稿が続いている。毎日更新ではないものの、一つひとつを大切に投稿している印象だ。


 一方、YouTubeでは様々な企画に挑戦し、最近では『なにわ男子のエモ旅』と題して、1泊2日の温泉旅行企画がスタート。2021年に行われた全国アリーナツアーのMCコーナーで対決企画が行われ、優勝した西畑大吾にはご褒美を、最下位だった高橋恭平には罰ゲームと、両方を兼ねた7人旅に出かけた。冒頭から勝者の西畑が進行を務め、さっそく高橋の罰ゲームに。はじめはメガネにニットキャップとおしゃれにまとめていた高橋だったが、「なにわ男子YouTube撮影中」などと書かれた罰ゲーム用の衣装に着替え、道中はこの宣伝パーカーで過ごす。西畑が箱根が目的地だと伝えると、長尾謙杜が「滋賀か!」と言えば藤原丈一郎が「彦根や!」、ちょっと遅れて高橋が「島根や!」、さらには大橋和也が「北海道!」と一つもかすらない解答が飛び交った。このほのぼのとした笑いも、なにわ男子ならではの雰囲気だ。


 西畑が運転する車中、後部座席に座る道枝駿佑が西畑の運転をベタ褒め。「やっぱ大吾くんしか勝たんやし!」と道枝の言葉に頬が緩んだ西畑。しかし、実は道枝の隣に座る藤原が指示していたようで、道枝が事情を明かすと仕掛け人の藤原は爆笑。続いて牛タン串の食レポを促す藤原。上タンならぬ“丈タン”と舌を出すギャグを繰り出すと、吹き出しそうになった道枝。なんでもない一コマだが、まるで実の兄弟のようなやりとりだった。


 2列目に座るのは大橋、高橋、長尾の3人。牛タン串にテンションが上がったようで、「タンタン♪」と歌い出す大橋。富士急ハイランドが近づけば、おしくらまんじゅうのようにワイワイ騒ぐ大橋と長尾。間に挟まれた高橋が2人を静止し「いい子にしとき」と言い聞かせる一幕も。もはや“おかん”である。


 一方、助手席に座る大西流星は、サービスエリアで朝ご飯を調達しようと提案したり、カメラに向かって牛タン串を美味しそうに頬張ったり。富士急ハイランドが見えてくるとすかさずスマホのカメラを回すなど、旅の進行役から記録係と助手席にぴったりの動きを見せた。1台のワゴン車で繰り広げられる自由な会話とわちゃわちゃ、場面ごとにごく自然な流れで役割分担がなされているのも、普段のメンバーの姿を見ているようで面白い。ステージではキラキラとしたアイドル、旅に出ればどこか大家族のような雰囲気がある。


 シングル『初心LOVE』が初週売り上げ70万枚超えを記録したのに続き、TikTokでは楽曲総再生回数が5億回を突破、国内アーティスト最速記録を達成するなど、従来のCDセールスに加えてSNSでも記録を樹立する彼ら。結成から4年目に突入し、デビューを経てメンバー以外との仕事も増えていくなかで、よりグループとしての濃い付き合いがYouTubeで見られるのではないだろうか。これからグループ/ソロともに多忙になるだろうが、今後もこんな風に7人だけで過ごす時間を見せてほしい。(柚月裕実)