こやまゆかり原作によるTVドラマ「やんごとなき一族」が4月にフジテレビ系にて放送開始。主演を土屋太鳳が務める。
【大きな画像をもっと見る】「やんごとなき一族」は、上流階級の一家に嫁ぐことになった下町育ちの主人公・篠原佐都を描く物語で、富豪・深山家の次男である健太にプロポーズされ、駆け落ち同然で入籍したことから展開されていく。Kiss(講談社)で連載中で、2月10日に最新10巻が発売される。
土屋が演じる主人公・篠原佐都は、母と2人で大衆食堂・まんぷく屋を営む下町育ちの女性。芯が強く、明るい性格で、食堂の看板娘として常連客からかわいがられている。また佐都の夫となる深山健太を演じるのは松下洸平。400年以上続く由緒正しき名家である深山家の次男でありながら、明るく気さくな性格で、教養もあるジェントルマンというキャラクターだ。脚本は神森万里江、演出は田中亮が手がける。
こやまゆかりはドラマ化について「あの豪華絢爛で魑魅魍魎の世界を映像で見られるのは非常に楽しみですし、脚本も原作をとても大切にしてくださりつつドラマならではの華やかなアレンジも加わっていて非常に面白く、視聴者の皆さまが上流階級に嫁ぐハラハラドキドキのバーチャル体験が出来ることは間違いありません」とコメント。また土屋は「新年度と同時にスタートする佐都たちの世界、ぜひ見守って下さい!」、松下は「やんごとない一族と立ち向かうこととなる二人の行く末を、どうか見届けてください。」と視聴者へメッセージを送った。
■ こやまゆかりコメント
“知られざる日本の上流階級”を舞台に連載を始めた時、取材をすればするほどあまりに一般の生活との違いに驚き、これをどうエンターテインメントとして作り込んでいくか頭を抱えたものでした。けれど今回、ドラマ化のお話を頂いてその苦労も吹き飛びました。本当にうれしいです!
そしてなんと主演は土屋太鳳さん! 実はドラマになるなら佐都役は土屋さんがいいな、とずっと思っていたので、編集部からお話を伺った時は思わず叫んでしまいました!
そして健太役が今をときめく松下洸平さんとは! 松下さんの、ユーモアがあり少しヤンチャっぽくて誠実な雰囲気が健太にピッタリで、素のままでいいんじゃないかと思ってしまったほどです。
これから、あの豪華絢爛で魑魅魍魎の世界を映像で見られるのは非常に楽しみですし、脚本も原作をとても大切にしてくださりつつドラマならではの華やかなアレンジも加わっていて非常に面白く、視聴者の皆さまが上流階級に嫁ぐハラハラドキドキのバーチャル体験が出来ることは間違いありません。私もいち視聴者としてこれからテレビの前を陣取ります。幸せな春になりそうです。ありがとうございます!
視聴者の皆さまにもぜひワクワクの春を味わっていただけますように!
■ 土屋太鳳(篠原佐都役)コメント
□ 出演が決まったときの感想
子どもの頃に感動したドラマを改めて思い返すと、フジテレビさんのドラマが多いんです。家にも父母が若い頃から揃えたフジテレビさんのドラマのDVDやビデオがあって、自分にとって“フジテレビのドラマ”は、まさに富士山のように“少し離れた場所から眺める存在”でした。その存在の中に自分が入っていくのかと思うと不思議ですし、今の時代が求めている何かをリアルタイムで届ける使命があるようにも感じて、心が引き締まります。
□ 台本を読んだ感想
正直な気持ちを言葉にしますと、とても共感を覚える部分と、自分には共感が得にくい部分の両方を感じました。でもそれは、この作品と佐都がそれだけ豊かな面を持っていて、かつパワフルで、しかも変化が多い存在だからだと思います。クランクインまでに機会があればディスカッションさせていただきつつ、素直に、そして、こやまゆかり先生が創り出してこられた原作コミックに敬意をこめて佐都を見つめ、健太と深山家を見つめ、心身共にスタートダッシュできる準備を整えたいと思います。
□ 佐都を演じる上で心がけたいこと、意気込み
観て下さる方々が接する佐都の時間はオンエアから後の時間ですが、その時間をどう生きるかを決めるのは、佐都の過去だと思います。ですので、まずは佐都の過去を探り、推察してみたいと思います。たとえば私も庶民だからこそ感じますが、庶民にもさまざまな環境が存在します。その中で健太が惹かれた部分は何だったのか、それは佐都だけの個性ではなく過去から繋がっている部分だと思うので、まずは過去をしっかり考えたいと思います。
□ 初共演となる松下の印象
実は御一緒すると知ってから、あえて松下さんの作品や情報に接さないようにしていたんです。先入観なく健太としてお会いしたかったからなのですが、実際にお会いした松下さんは、驚くほど、既に健太でした! 上手く説明できないのですが、そう感じたんです。まるでさまざまな木が繁る森のような方だと思います。演技や音楽などさまざまな活動をなさっているからか、佇まいは静かなのに経験の豊かさが滲み出ていらっしゃって、驚きました。
□ 視聴者へメッセージ
佐都は結婚を通してさまざまな出来事に出会いますが、もしかしたらこれって必ずしも佐都と深山家だけの姿ではなく、社会のいろいろな場所で、いろいろな人が出くわしている出来事と、とても近いのではないかと思います。こういう人いるよね…とか、こういう空気あった!とか、共感しながら観ていただけると思いますし、未来における何かのヒントになるかもしれません。新年度と同時にスタートする佐都たちの世界、ぜひ見守って下さい!
■ 松下洸平(深山健太役)コメント
□ 出演が決まったときの感想
とってもワクワクしました。新しい作品や役に出会って自分自身がどう変わっていくのかいつも楽しみで、またその機会を頂けたことに感謝です。
□ 台本を読んだ感想
“深山家、恐るべし”でしたね。深山家という恐ろしい一族の人間ながら、深山健太は人情にあふれた人物だと思います。男としてのプライドもあって頑固なところもありますが、人をまっすぐ愛することができるし、不器用なところもあるけれど、憎めない人懐っこさもあるような…これまで自分が頂いた役柄を全部足したようなキャラクターではないかと思います。
□ 健太を演じる上で心がけたいこと、意気込み
本当に“やんごとない一族”です。これは只事ではないです! でもそこに実際に立ち向かっていかなければいけないので、ぐっと背筋が伸びます!
□ 初共演となる土屋の印象
とても明るくて天真爛漫な雰囲気はあるのに、芯は強くて太い。そんな印象を受けました。悩みながら演じることもあると思いますが、その都度土屋さんとも話し合いながら作っていけたらなと思っています。現場で一緒に芝居するのがとても楽しみです!
□ 視聴者へメッセージ
やんごとない一族と立ち向かうこととなる二人の行く末を、どうか見届けてください。毎話毎話、本当にいろいろなことが巻き起こります。木曜日の夜10時、ジェットコースターに乗っている気分でハラハラドキドキしながらご覧になって頂けるとうれしいです! たくさん笑って、時々泣いて、皆さんが非日常に飛び込んで楽しんでもらえる1時間を作っていきます!
■ プロデュース・宋ハナ(フジテレビ第一制作部)コメント
好きな人と一緒になり幸せにー、というよくあるハッピーエンド。
そろそろその後のストーリーも見てみたいと思っていた時に、ドラマよりドラマチックなこやま先生のこの原作に出会い、とてもワクワクしました!
しかも、佐都の芯の強さと素直さを土屋さんに、健太の誠実さと愛情深さを松下さんに演じていただけるなんて! お芝居に圧倒的な魅力のあるお二人が描く世界が早くも楽しみで仕方ありません。
誰も見たことのない煌びやかな上流社会、そしてその裏に隠された本当の姿と思惑に、“マジかーやんごとない!”と、思わず口に出してしまうほどの強烈さと、目が離せない怒涛の展開が相まって、現実を忘れられるような1時間を毎週お届けできたらと思っております!
違う世界に飛びこんで立ち向かっていく佐都にハラハラしながらも共感したり、大切なものを守るべく奮闘する佐都と健太の絆と愛にドキドキしたりと、ご覧になる皆様の感情を刺激し続け、明日へのエネルギーが少しでもチャージされるようなエンターテインメント作品にできたらいいなと思います。一筋縄ではいかない華麗なるキャラクターたちのキャスティングの続報もぜひご期待ください!
■ 木曜劇場「やんごとなき一族」
2022年4月スタート 毎週木曜日22:00~22:54
出演者:土屋太鳳、松下洸平 他
原作:こやまゆかり『やんごとなき一族』(講談社『Kiss』連載)
脚本:神森万里江
音楽:木村秀彬
プロデュース:宋ハナ
演出:田中亮
制作・著作:フジテレビ