トップへ

ロレアルが最新ビューティックイノベーションを発表 自宅でのセルフカラーを助けるデバイスなど

2022年02月01日 10:21  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

カラーソニック

Image by: ロレアル
ロレアルが、世界最大級の消費者向けテクノロジーカンファレンスであるCES 2022に先駆け、自宅で安定したセルフカラーを体験できる「カラーソニック(Colorsonic)」と、美容師向けAI搭載ヘアカラーシステム「カラーライト(Coloright)」の2つの最新ビューティックイノベーションを発表した。

 「カラーソニック」は、自宅で消費者が使用できるでデバイス。カスタムミキサーメカニズムにより染毛剤を組み合わせてヘアカラーを調合し、適切な量と振動するノズルの毛先のジグザグした動きによって、髪に均一に塗布することができるというもので、汚れが出ないのも特徴。新型コロナウイルス感染症拡大による美容室の一時閉店などによりセルフカラーの市場が高まったものの、「ヘアカラー剤による汚れ」「届きにくい箇所までヘアカラーを塗布することの難しさ」など、セルフカラーにおける消費者の悩みに応え、5年の歳月をかけ改良した。2023年のはじめに、アメリカで消費者向けに発売する予定だ。
 「カラーライト」は、オンデマンドでカスタマイズされたヘアカラーをつくる美容師向けのAIを活用したヘアカラーシステム。顧客の髪の色、白髪の割合、長さ、密度などを分析し、ヘアカラーの効果に影響を与える要素を測定するリーダーのほか、ベースクリーム、ディベロッパー、希釈剤のカートリッジが付属した、カラー剤で構成されるドライビーズを含むディスペンサーを搭載する。これらの成分を組み合わせ、計1500色以上の中から1人1人に合わせてカスタムメイドする。
 ロレアルグループの副CEOでリサーチ・イノベーション・テクノロジー部門を担当するバーバラ・ラヴェルノは「自宅でのセルフカラーのためのカラーソニックは、繰り返し使用ができ、ヘアカラーを正確かつ鮮やかに仕上げることができる独自のユーザー設計をもつデバイスです。美容師のためのカラーライトは、美容院において最もパーソナライズされた先進的な体験を提供し、世界のどこにいてもお客さまが望むヘアカラーを実現します。」とコメント。また、リサーチ&イノベーション テックインキュベータのグローバルヘッドであるギュイーブ・バルーチは「長年の研究開発の結果、自宅や美容院でヘアカラーをする世界中の何百万人もの人々の体験を刷新する技術を今年のCESに先駆け発表することができ、とても嬉しく思っています。ロレアルは、科学技術を活用し、消費者が抱えてきた古くからの問題を解決することを目指しています。カラーソニックは、消費者と共に、消費者のために、革新を実現できた素晴らしい実例です」と語った。