2022年、TGR TEAM WedsSport BANDOHからスーパーGT GT500クラスに参戦する阪口晴南。2020年には第2戦富士で、2021年には第1戦から第5戦まですでにトヨタGRスープラをドライブし、GT500での戦いは経験済みだが、2022年が阪口にとって初めてのフルシーズンでの参戦となる。そんな阪口は、1月25~26日に鈴鹿サーキットで行われたメーカーテストで、TGR TEAM WedsSport BANDOHに加わって初めてのテストをこなした。
そんな阪口はSRS出身で、2018年までホンダの育成プログラムの一員だったが、プログラムを外れ、INGINGのサポートを受け2019年にはGT300にK-Tunes Racingから、さらに2020年にはGT300に加え全日本F3にB-Max Racing Teamから参戦。ランキング2位につけ、スーパーフォーミュラへの足がかりを掴んでいた。
CERUMO・INGINGから参戦を果たしたスーパーフォーミュラでも魅せたきたとおりのスピードを買われ、2020年には来日が遅れたヘイキ・コバライネンの代役として、2021年にはサッシャ・フェネストラズに代わりトヨタGRスープラをドライブしてきたが、2022年はTGR TEAM KeePer TOM'Sに移った宮田に代わり、いよいよGT500でフル参戦を果たすことになる。
すでに12月にはチーム加入が発表されていたが、阪口にとって最初のテストとなったのが、1月25~26日の鈴鹿メーカーテスト。ここでチームと初めて合流した。阪口にとって、TGR TEAM WedsSport BANDOHは「カラーリングが派手めで、(坂東正敬)監督が面白い方……というのが外から見ていた印象です(笑)」というチームだったが、初テストはすんなりと溶け込めたという。