「家事や掃除は女性がするもの」「お化粧やオシャレは女性がするもの」など、性別によって役割やイメージが固定されることがある。キャリコネニュースには、「男だから」「女だから」と性別で決められたイメージに違和感を覚える男性読者から、こんな意見が寄せられた。(文:コティマム)
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オシャレのためメンズコスメを使用したら「男が好きなの?」
埼玉県の40代男性(ITエンジニア/正社員/年収600万円)は、「掃除が好き、料理が好きと言うと、『男のくせに』と言われます」と悲しげに語る。人によってはまだまだ「掃除や料理は女性がするもの」というイメージが強く、家事が好きな男性を不思議に感じるのかもしれない。
最近では男性向けの化粧品やスキンケア用品などのCMも見かけるようになったが、日常生活では違和感を覚える人もいるようだ。
北海道の20代男性(その他/年収100万円未満)は、決めつけに悲しさを感じた瞬間をこう明かす。
「ただ単にオシャレと思って使用しているメンズコスメを塗って遊びに行ったら、男の友達に『男が好きなの?』と言われたとき。僕が男だから、オシャレのひとつとしてでもメンズコスメを使用した場合は、周りの人には違和感なのかと実感して悲しかった。まだまだ世間はセクシャルな問題への印象が疎いのかなと思う」
ヨガ、エステ、ハーバリウム「男性お断り」が多いサービスも
“女性向け”と言われる習い事やサービスでも、利用したい男性はいる。神奈川県の40代男性(ITエンジニア/正社員/年収550万円)は
「ヨガやエステサロン、ハーバリウム(編注:インテリアフラワーの一種)などの習い事やサービスなど、『男性だとお断り』だったりすると、男性であることがサービスや土日祝日にお店などに行く時に不利になっていたり制約が多いと感じる」
と明かす。また「男性」に付きまとうイメージの歯がゆさを、こう綴っていた。
「男性はこのようなサービスを受ける指向性が少ない生き物だと実感する。(男性は)争いごとが好きなのが大多数だと思いますが、文化的な事が好きな人だって存在するのですが……」