『呪術廻戦』『僕のヒーローアカデミア』『Dr.STONE』『ハイキュー!!』など数々の話題作を生んだ東宝のアニメレーベル「TOHO animation」が、新たなプロジェクト『ワンダリズム きみを呼ぶ声』を発表。神戸市垂水区の「五色塚古墳」を舞台に、アニメーター「しの」とピアノ・ロック・バンド「HOWL BE QUIET」が参加する“アニメミュージックビデオ”になるという。
本作には、TOHO animationが注目する新進気鋭のアーティストが参加。
独特の世界観と“獣人化”キャラクター造形が特徴のアニメーター「しの」がアニメーション原案・コンセプトデザイン、アニメ『DAYS』『迷宮ブラックカンパニー』の主題歌などで知られる4人組ピアノ・ロック・バンド「HOWL BE QUIET」が楽曲を担当することとなった。
2022年が始まってすぐに、こうやって曲が出せること。そして、その曲が東宝と神戸市と一緒に作り上げた”アニメMV”という素敵な形で出せること。今年もHOWL BE QUIETは走っていくぞ!という宣誓でもあるので、ぜひ楽しみにしていてください。
そして、神戸市の地元の方にとってのテーマソングとなって長く愛される曲になってくれれば嬉しいです。
「Wonderism」 どうぞよろしくお願いします。
武井克弘プロデューサー(東宝)
2011年からの2年間、東宝関西支社に勤務していました。その赴任中、公私ともに何度となく出掛けた神戸市。そこにこんな立派な古墳があるとは、恥ずかしながら知りませんでした。聞けば、埋葬者不明のミステリアスな古墳であるとのこと。既知で溢れ返ったこの世界に、未だ知られざる領域が残っているとは。俄然ワクワクしてきたではないですか。古墳をモチーフにアニメを製作する。こんなにチャレンジングな企画もなかなかありません。しかし、しの氏と古墳について調べてみると、幸運なことにいくつものセレンディピティに出会うことができました。加えて、音楽のHOWL BE QUIETとの出会い。恋愛ソングの名手である彼らに「遠く離れた相手へのメッセージ」というテーマを投げかけたところ、水平線の向こうから朋友の呼ぶ声が聞こえてくるような、企画にピッタリのテーマソングが上がってきました。それらを取っ掛かりに、我々自身も未知の領域へ漕ぎ出してみようと思いました。キーワードは、「未知との遭遇」。日本のアニメで見られなくなって久しい、胸躍る王道冒険ムービーを目指します。