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任意整理のメリット・デメリット!しない方がいい、やばい、意味ないって本当?

2022年01月26日 18:01  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
「軽い気持ちでお金を借りてしまった」「少額だからすぐ返せる」そう思ってカードローンで借入をしたけれど、利子がかさんだり、給料が下がり気づいたら借金返済が無理…なんてことも。



借金を続ける生活を何とかして終わらせたい!多額の借金を抱えて取り返しがつかなくなる前にどうにかしないと!という方に、借金が合法的に減らせるかもしれない、国が認めた借金救済措置である「債務整理」、その中でも、任意整理について紹介します。



任意整理は他の債務整理に比べて、比較的簡単にできて、デメリットも少ないと言われている手続きです。



任意整理は専門家に依頼をお願いするのが1番の近道ですが、裁判所を通さず1人でも手続きができます。借金が減額されるので今後の返済が楽になるのがメリットです。


その反面良い面もあればデメリットも!「ブラックリストに載るの?」「クレジットカードは持てる?」など不安になるデメリットもあります。



デメリットを知らないで任意整理をすると「思うほど大幅に減額が出来なかった」「やる意味あるのか?」「任意整理をしても借金が残り、ブラックになってしまった」など、予想外の結果になり失敗だった...と後悔してしまう可能性も。



今回は、任意整理のデメリットを中心にお伝えします。



○任意整理のデメリット①完済できなければ、ブラックリスト掲載は避けられない...

任意整理をはじめ債務整理を行うと避けては通れないのがブラックリストの掲載です。ブラックリストとは、信用情報機関のこと任意整理後5年間情報が掲載されます。


【デメリット】



新たなローンの審査が厳しくなる(住宅ローン、教育など)

クレジットカードは強制的に解約


【掲載後の注意点】


車を手放す必要はないが、新たな自動車ローンは組めない

新規でクレジットカードが持てない

掲載期間中は住宅ローンの審査が通らない


タイミング悪く任意整理を行ってしまうと、「結婚してマイホームや車が欲しい」「子供の進学に教育ローンを組みたい」など人生の一大イベントの時に悪影響が出て叶えられないこともあります。



上記の問題を回避する解決策は、任意整理のタイミングを見極めること!ブラックリストに掲載は5年で消滅されるので、ローンを新たに組むのはそのあとにするなど計画が大切です。



ただし、任意整理で過払い金返還請求をし、今ある借金が完済できる場合は、ブラック扱いにはなりません。



○任意整理のデメリット➁保証人に返済義務が生じる

借金に保証人がいて任意整理をすると、保証人のところへ借金の返済義務など請求が届きます。任意整理をすると返済義務が債務者から保証人に移行し、一括での返済が求められるのです。



一括の借金肩代わりとなると保証人にもまとまったお金が必要になります。良好な関係だからこそ信用があり保証人になったはずが、まさかの借金の肩代わり!信頼を失い関係にもひびが入ってしまいます。



複数借入先がある場合、保証人がついていない借金のみ任意整理をすれば保証人に迷惑を掛けないで済みます。


それも出来ない場合は、借りた者と保証人が連名で任意整理をすることで、返済義務は債務者のままで済みます。ただし、保証人も最長5年間ブラックリストに掲載されることになります。これは避けたいですよね。



保証人がいる場合は、内緒で行うと重大なトラブルになってしまいやばい状態になります。保証人に任意整理を行う旨を話す、それも難しい場合は借金問題に詳しい弁護士に相談で良い方法が見つけられます。


○任意整理のデメリット③借金を大きく減らせる訳ではない

任意整理はは借金を減らせる!もしくは返済ゼロにできる!そう思っていては大間違いです。



任意整理は話し合いで借金の利息分を減額してもらうことで、借金が大幅に減るわけではありません。利息分が減るので月々の返済が楽になります。分割支払いで3~5年かけて完済を目指す方法です。



任意整理をしてすぐに楽になる!もう返済しなくてもいいわけではありません。勘違いすると期待外れになってしまうことに…。最長5年での返済が約束されますので、収入も安定していないと返済できません。



「任意整理をしたけれど意味がなかった…」とならないように内容の理解は大切です。


○任意整理のデメリット④裁判に発展する場合も!

裁判所を通さず借りた者と貸金業者が交渉し借金減額を目指すものですが、手続きの期間が長いなどで裁判へ発展する恐れがあります。



任意整理は家族に知られずできるというメリットがありますが、その場合だと家に届く書類などで家族にバレてしまう可能性もあります。知識のない状態で裁判を起こされては戸惑ってしまい任意整理も上手く進みません。



債務整理の中で任意整理は簡単だと言われていますが、専門家に間に入ってもらった方が安心できます。万が一裁判を起こされても弁護士などのアドバイスやサポートで乗りこえることができます。


○任意整理のデメリット⑤専門家に依頼で費用がかかる

任意整理を弁護士や司法書士に依頼するとおよそ5~10万円程費用がかかります。決して安い金額ではないのでデメリットとしてあげられます。



借金問題を解決するための費用をまた借金という不安がある方もいるでしょう。経済的負担を減らすには特定調停でも話合いをして借金減額が望めます。お金はかからないけれど、手続きなど自分で動くことが多いので忙しい方には不向きな面もあります。



そんな時は借金問題解決に力を入れている弁護士事務所を探してみましょう!無料相談や低料金で債務整理を行っている事務所もあります。費用が心配でも諦めず充実したサービスで任意整理ができます。


○失敗しない任意整理はメリットとデメリットの比較が大切!

任意整理のデメリットを中心に紹介してきましたが、もちろん「任意整理を行って良かった」というメリットもあります。



【メリット】



裁判所に出向かず1人で出来るので簡単

弁護士に依頼するとしつこい取り立ての電話がストップ

利息分が減額になる

分割支払いの期間が基本3年、難しい場合は5年に延長できる

過払い金があれば返金される


先述したデメリットと、上のメリット比較するとどうでしょうか?弁護士に依頼すると費用が必要になりますが、借りたお金を責任を持ってゆっくり完済できます。


○任意整理を専門家に依頼することでメリットをより実感できる

任意整理は専門知識がなくても1人で行えます。ですがより満足感を得るには借金問題解決のプロである弁護士や司法書士に任せるのが1番です。



任意整理と言えば利息分の減額や返済期間の延長がメリットです。借金トラブルでの交渉事が初めてだと金融業者と上手く交渉ができるかわかりません。失敗に終わる恐れもあります。



弁護士に依頼すると、最短1日で取り立ての電話が来なくなります。不安がなくなり精神的に前向きになれます。過払い金があれば返金も依頼できます。



誰にも知られず、面倒な書類の手続きも弁護士が代理で担ってくれます。弁護士に依頼することでスピーディーに、満足のいく減額や支払い期間の延長が決定し債務整理も成功します。


○任意整理はデメリットばかり目を向けてはダメ!メリット重視で早期解決へ

「任意整理はブラックリストに載る」「大きな減額が出来ないなら意味がないのでは?」と感じる方もいるでしょう。



本当にやらない方がいいのでしょうか。確かにデメリットはありますが、その借金そのまま放置して大丈夫ですか。すぐ返せるはずの借金も利息が増えたり、収入の低下で返済が滞っては今より状況は悪くなります。



目先のデメリットよりも、専門家に依頼した方が時間もかからず早期解決、借金問題から解放されます。何よりも、取り立ての不安や恐怖が弁護士と契約することでなくなり、精神的にも楽になります。



任意整理したいけれどデメリットが不安…悪い面ばかりではなくそれ以上のメリットを見てくだい。勇気を持って辛い日々から解放を目指しましょう。