「食品の栄養分析」の仕事を、4カ月で辞めることにした20代女性(岡山県/年収300万円)から、キャリコネニュースにこんな体験談が届いた。(文:林加奈)
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「仕事を即行でやめた人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HF78WM9H
有害な薬品を使うのに「排気悪すぎ」の職場
女性の仕事内容は「食品の栄養分析」だった。職場見学ですでに違和感を覚えたというが、その悪い予感は当たることになった。
「とにかく施設全体や作業部屋がとても汚い。薬品を使うことの多い業種だったのですが、いたる所に薬品が飛び散りまくりで誰も掃除をしない。局所排気装置も数が足りなくて、それがない場所で作業をする人間がおり、身体に悪影響だと思いました。先輩も何も疑問に思っておらず、実際に私も排気装置のない場所でやることが多かったです」
「また、使用する機器もところどころ壊れており、それもしょうがないから……と皆黙って使っていました。そのせいか、時たまトラブルが起き、薬品から発生した有害な気体が作業室内に充満してみんなが気分が悪くなることも」
初日から残業3時間
「1人が複数の作業を同時進行することは当たり前で、常にマルチタスクをこなさねばならず、頭がパンクしそうな状態でした。残業は当たり前で定時の17時30分になっても作業は終わらないし、誰も帰らないので初日から3時間残業。その時に『ここはそういう会社なんだな』と悟りました」
女性は「シフト制ではあったのですが、先輩たちが土日に休みたいと言い出し、私の休みはなくなりました。既存社員を楽にさせるためのただの駒要員かと思い、ずっと働いていくのは無理だと思って腹が立ち辞めました」と綴っていた。