1月23日、WRC世界ラリー選手権第1戦モンテカルロは競技最終日、デイ4を迎えSS14~17が行われた。今戦で新規定ラリーマシン『トヨタGRヤリス・ラリー1』をデビューさせたTOYOTA GAZOO Racing WRTは、セバスチャン・オジエ/ベンジャミン・ヴェイラ組が総合2位表彰台を獲得。チームメイトのカッレ・ロバンペラ/ヨンネ・ハルットゥネン組が総合4位、エルフィン・エバンス/スコット・マーティン組が総合21位でフィニッシュし、全車がデビュー戦で完走を果たした。
TOYOTA GAZOO Racing WRT・ネクストジェネレーションから、トヨタGRヤリス・ラリー1を駆り2022年シーズンのWRCにフル参戦している勝田貴元は、最終日のSS15と続くSS16で3番手タイムをマークする活躍をみせた。彼もエバンスと同様に3日目のコースオフで順位を下げていたが、デイ4で総合8位までポジションを回復させ選手権ポイント4点を獲得している。
「あと少しで優勝できたはずだったので、もちろん少し残念だ。しかし、これがモータースポーツであり、時に受け入れなければならない」と語るのは、TOYOTA GAZOO Racing WRTのヤリ-マティ・ラトバラ代表。
TOYOTA GAZOO Racing WRTが挑む次戦第2戦は、2月24日から27日にかけてスウェーデンで開催される『ラリー・スウェーデン』だ。シーズン唯一のフルスノーイベントとなるラリーは今年、開催場所が北部のウーメオーに移動する。これによってステージが一新されるため、誰にとっても新しいラリーとなる予定だ。