サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)は、2021年に同地でレースを開催したF1とMotoGPからの批判を受けて、コースの一部のエリアの再舗装を行っている。
2021年、MotoGPの第15戦アメリカズGPはレースを前に危機に見舞われた。初日のフリー走行後、多くのライダーが安全性を脅かす多くのバンプがコース上にあると非難したのだ。
最終的にはライダーがレースを欠場するなどの事態は避けられた。アメリカズGP後は、F1第17戦アメリカGPに向けて短期間でバンプの除去作業が行われたものの、F1ドライバーもMotoGPライダーと同じ懸念を持っていた。
MotoGPは今年4月にCOTAでレースをすることになっていることから、大規模な再舗装プログラムが行われている。コースのターン2からターン10、また、ターン12とターン16でバンプが除去されるはずだ。
COTAは声明を発表し、「この数週間、コースでは大規模な再舗装の取り組みが続いている」と述べた。
「COTAはコンサルタントとともにアスファルトの設計を見直し、再舗装が必要なコースの場所を突き止めた。地中レーダー探査機とレーザーマッピング装置、およびソフトウェアを使用してコースのマッピングを行い、必要とされるさまざまな修理方法を特定した。そしてCOTAはターン2から10、およびターン12から16の再舗装と、ターン2と10のエリアのコンクリートパッドの強化を行った」
「さらに、COTAは請負業者の協力のもと、新しいアスファルトとコンクリートの基礎が均一で平坦であることを確認し、今後のレースとイベントのために理想的なコースを作り上げた」
F1は2012年からCOTAでレースをしている。2020年のアメリカGPは新型コロナウイルスのパンデミックにより中止となったが、アメリカGPはF1カレンダーのなかでも最も人気のあるレースのひとつと位置付けられている。2022年のアメリカGPは10月21~23日に開催予定だ。