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【特集】2022年のバイク事情 第4回 バイクに乗っている人のイメージを聞いてみた【スズキ編】

2022年01月21日 17:31  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
世界には数多くのバイクメーカーがありますが、日本の「ホンダ」「ヤマハ」「カワサキ」「スズキ」の4社の実力はその中でもトップクラス。さまざまなレースで高い性能を証明し、小排気量から大型クルーザーまで、世界中で絶大な人気を誇っています。



その日本が誇る4大メーカーですが、それぞれにどんな特長や魅力があるのでしょうか?今回はマイナビニュース会員に行ったアンケートから「スズキ」のバイクに乗っている人のイメージを紹介します。


マイナビニュース会員の免許所持率とバイク所有率は?



まずは、マイナビニュース会員の「自動二輪免許の所持率」と「免許所持者のバイク所有率」を紹介しましょう。

○あなたは自動二輪免許を持っていますか? (n=1,019)


はい ―――41.9%

いいえ ―――58.1%



○Q.現在、バイクを所有していますか?/自動二輪免許所持者(n=427)


はい ―――64.6%

いいえ ―――35.4%


アンケートの結果では、会員の4割を超える方がバイクの免許を取得済でしたが、車両を持っているのはその中の約6割でした。免許を持っているからといって、必ずしもバイクを持っているわけではないようです。



これは80年代に起きた空前のバイクブーム時に、当時の若者の多くが免許を取得したことも影響があるのではないでしょうか。バイクを持っていたものの、ブームも終わり、就職や結婚、引っ越しなどを機に手放した方も多かったはず。しかし現在は子供が独立して余裕ができたり、コロナ禍によるバイクブームの再燃で中高年のリターンライダーも増えているようです。

「スズキ」のバイクに乗っている人のイメージは?



それでは、自動二輪免許所持の会員達が回答した「スズキ」のバイクに乗っている人の具体的なイメージを紹介しましょう。

■原付スクーターなどの主婦が多い


男性/50歳

主婦のイメージ



男性/40歳

買い物や少しの用事など女性が使うのに多いイメージ



男性/47歳

女性、主婦層が多いイメージ



男性/72歳

スクーターに乗った女性



男性/63歳

小型の街中走行用バイクを探している人が多い


原付スクーターはちょっとした買物や通勤用に便利ですが、購入を検討した経験があれば、「レッツ」や「アドレス」など、「スズキ」のスクーターの安さはご存じでしょう。スクーターといえどもバイクにこだわりがあるなら「ホンダ」や「ヤマハ」を選ぶ人もいるかと思いますが、バイクのことを何も知らない場合、やはり安さは魅力。こういった背景からか、お財布の紐が固い主婦ユーザーが多いというイメージもあるようです。


■コスパ重視! 安いバイクが好きな人


男性/25歳

安いもので満足する人



男性/38歳

コスト面にシビアな考えを持っている人



男性/44歳

妥協して買ったのかなと少し寂しい気持ちにさせる



男性/31歳

コストパフォーマンスにこだわる人が多そうなイメージ



男性/49歳

同じ安価を求めるにしても、客層に捕らわれず、真面目な人から怖い人まで幅広く乗っているイメージ


原付スクーター以外でも「スズキ」の小型~大型バイクはライバルメーカーよりも安いモデルが数多く存在します。主業である軽自動車メーカーのイメージも強いためか、スズキ乗りに対して『コストに対して厳しい考えを持っているのでは?』という印象を抱く方もいるようです。とはいえ、コストを考えることも大切。良くいえば堅実な人というイメージもあるかもしれませんね。

■普通の人とは違うマニアックな感じ


男性/60歳

案外と一番マニアックな人が選ぶような気がする



男性/40歳

ちょっと変わり者というか、一匹狼的な感じがある



男性/41歳

けっこうマイナーな人や偏屈っぽい人が乗っていそう



女性/63歳

少し尖った普通の人と違う個性的な主義や主張を持った人達



男性/61歳

本当のマニア向けではないでしょうか。自分のバイクを敬愛している人たちが多くいるイメージがあります


「スズキ」というメーカーの特長は、ライバルよりも価格が安い傾向にあるというだけではなく、世界でも例を見ないような独自技術や、斬新なデザインを積極的に採用してきたという歴史があります。その中には世界中から絶賛されるほどの大成功をおさめるものもあれば、誰がみてもダメだろうと思うほどの大失敗も。こういった理由からも、スズキ乗りはマニアックというイメージもあるのでしょう。

■スズキ好きすぎて困る! スズ菌感染者?


男性/52歳

スズ菌保有者



男性/43歳

スズ菌に感染している。スズキひとすじの人が多い



男性/59歳

二輪車も四輪車もスズキなスズキ好きな人



男性/61歳

ロンリーウルフ的な孤独でバイクを愛する男が乗るイメージがある



男性/55歳

シンパシーはとても感じます。あ~っ、バイク乗りたい、スズキ乗りたい!と、思ってしまいました


今やスズキ乗りだけでなく、一般のライダーにも認知されるようになった「スズ菌感染者」とは、「スズキ」のバイクやクルマを購入して、その長所・短所を知っていくうちに「スズキ」から離れられなくなった熱狂的なファンという意味。最初は自虐的な意味で使われたネットスラングのようでしたが、今やそれを恥じるスズキ乗りがいるでしょうか。安くて高性能な「スズキ」のバイクに胸を張って乗っている人は少なくないはずです。

■そのほか、こんなタイプも?


男性/43歳

おじいちゃん、おばあちゃんが田舎で乗っているイメージ



男性/67歳

かなり前から特撮モノに車両提供していたので、仮面ライダーのイメージが一番強い



男性/69歳

スズキのバイクの印象そのままに、ユーザーも個性的でかつ質実剛健のイメージがある



男性/53歳

安全志向の強い人だと思います。ギア表示等、親切丁寧なイメージがあります



男性/63歳

スズキに乗っている人は9割がた、ケビン・シュワンツに自分を重ねながら走っていると確信している


高齢者が乗っているイメージは、安価な原付や軽自動車のほか、高いシェアを持つ電動車いす「セニア(シニア)カー」などの印象もあると思われます。また、車両を提供した有名な特撮ヒーローや、WGP時代のレジェンド・ライダー「ケビン・シュワンツ」や「バリー・シーン」を想像する方も多いようですね。

「スズ菌感染者」は幸せ者? 世界に誇れる「スズキ」の実力



「スズキ」のバイクは安いというイメージが強いことや、決して成功とはいえない奇抜なモデルを作ってしまったこともあったためか、他メーカーと比べるとワンランク低くみられることもあるようでした。



しかし、実際の「スズキ」のバイクはどうでしょうか。レースでは「ホンダ」の歴史は有名ですが、スズキもかつての2ストローク時代から国内外のレースを席巻し、マン島TTでは1963年に日本人ライダーを初優勝(伊藤光夫選手)させるなどの華々しい活躍を見せおり、近年も数々の世界選手権で栄冠を勝ち取っています。



市販車においても、「アドレス」シリーズなどの小型スクーターから、公道市販車世界最速としてギネス認定された「隼」など、ライバルを圧倒する性能と低価格を備えたモデルの実力はご存じの通り。主業である軽自動車の実績なども調べていくと、自ら積極的なアピールはしないものの、実は「スズキ」はスゴいメーカーだということが分かってきます。



変な意地やプライドは持たず、「スズ菌感染者」といわれても笑い飛ばす。分かる人が分かればいいし、自分が好きならそれでいい。スズキ乗りにはこういった大らかさがあるのかもしれません。



調査時期: 2021年8月27日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,019人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)