本日1月18日に第67回小学館漫画賞が発表された。一般向け部門は高瀬志帆「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」、田村由美「ミステリと言う勿れ」、少女向け部門はひねくれ渡原作・アルコ作画「消えた初恋」、少年向け部門はオダトモヒト「古見さんは、コミュ症です。」がそれぞれ受賞。児童向け部門は該当作なしとなった。
【大きな画像をもっと見る】「二月の勝者 ―絶対合格の教室―」は中学受験塾を舞台に、最強で最悪のスーパー塾講師・黒木蔵人が現代社会のさまざまな問題に切り込んでいく物語。週刊ビッグコミックスピリッツ(小学館)にて連載中で、昨年10月からは柳楽優弥主演によるTVドラマがオンエアされた。同じく一般向け部門に選ばれた「ミステリと言う勿れ」は月刊flowers(小学館)で連載中。天然パーマの大学生・久能整が、数々のトラブルに巻き込まれながらもマイペースに淡々と事件の本質をあぶり出していく物語で、今年1月からはフジテレビ系の月9枠にて菅田将暉主演によるドラマが放送されている。
少女向け部門は別冊マーガレット(集英社)で連載中の「消えた初恋」が受賞。高校生の男女が織りなす勘違いから始まるラブコメディで、昨年10月からは道枝駿佑(なにわ男子)と目黒蓮(Snow Man)のW主演によるTVドラマが放送された。少年向け部門に輝いた「古見さんは、コミュ症です。」は週刊少年サンデー(小学館)で連載中。人と話すことが苦手な美少女の古見さんが、人の気持ちを察するのが得意な只野くんと友達になったことをきっかけに少しずつ成長する姿を描く青春コメディで、昨年10月からはTVアニメが放送された。今年4月の放送開始を目指し、TVアニメ第2期の制作も決定している。
第67回小学館漫画賞の審査委員は、かざま鋭二、川村元気、島本和彦、ブルボン小林、細野不二彦、松田奈緒子、原田マハの7人が務めた。受賞者には正賞として中野滋によるブロンズ像「みのり」と、副賞として賞金100万円が授与される。