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【特集】2022年のバイク事情 第1回 バイクに乗っている人のイメージを聞いてみた【ホンダ編】

2022年01月18日 17:32  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
世界には数多くのバイクメーカーがありますが、日本の「ホンダ」「ヤマハ」「カワサキ」「スズキ」の4社の実力はその中でもトップクラス。さまざまなレースで高い性能を証明し、小排気量から大型クルーザーまで、世界中で絶大な人気を誇っています。



その日本が誇る4大メーカーですが、それぞれにどんな特長や魅力があるのでしょうか?今回はマイナビニュース会員に行ったアンケートから「ホンダ」のバイクに乗っている人のイメージを紹介します。


マイナビニュース会員の免許所持率とバイク所有率は?



まずは、マイナビニュース会員の「自動二輪免許の所持率」と「免許所持者のバイク所有率」を紹介しましょう。

○Q.あなたは自動二輪免許を持っていますか? (n=1,019)


はい ―――41.9%

いいえ ―――58.1%



○Q.現在、バイクを所有していますか?/自動二輪免許所持者(n=427)


はい ―――64.6%

いいえ ―――35.4%


アンケートの結果では、会員の4割を超える方がバイクの免許を取得済でしたが、車両を持っているのはその中の約6割でした。免許を持っているからといって、必ずしもバイクを持っているわけではないようです。



これは80年代に起きた空前のバイクブーム時に、当時の若者の多くが免許を取得したことも影響があるのではないでしょうか。バイクを持っていたものの、ブームも終わり、就職や結婚、引っ越しなどを機に手放した方も多かったはず。しかし現在は子供が独立して余裕ができたり、コロナ禍によるバイクブームの再燃で中高年のリターンライダーも増えているようです。

「ホンダ」のバイクに乗っている人のイメージは?



それでは、自動二輪免許所持の会員達が回答した「ホンダ」のバイクに乗っている人の具体的なイメージを紹介しましょう。

■真面目で堅実、スマートな優等生タイプ


男性/67歳

真面目な人だと思う



男性/63歳

堅い人。安くはないので中流以上の人



男性/36歳

真面目で堅い職業の方が多いです。収入もそれなりにある感じですね



女性/38歳

誠実な人で、外車に興味ない人



男性/61歳

オラオラ系ではなく、真面目で本当にバイクを心から愛している人たち。世界中でも同じことがいえると思っています


「真面目」や「堅実」といった意見が多く見られましたが、これは「ホンダ」のバイクがライバルと比べた場合、誰にでも安心して乗ることができ、しっかりした造りで故障しにくい、というイメージの強さが反映されているのではないでしょうか。また、価格も若干高めな印象もあるため、そこをケチらないだけの経済的な余裕を持っている人、という印象もあるようですね。


■「ホンダ」といえば「カブ」 - プロフェッショナル御用達


男性/57歳

蕎麦屋や郵便配達員



女性/45歳

蕎麦屋さんの出前。地方の高校生の通学。見た目より性能、技術重視のバイク好き



男性/63歳

スーパーカブに乗っている人が仕事を頑張っているイメージ



男性/49歳

新聞配達、出前



男性/40歳

仕事の通勤や配達や荷物運びなど、一般庶民の生活社会にかかせないワークマンなイメージ


「ホンダ」のレーシングマシンは国内外で多くの勝利を重ねてきましたが、サーキットで速いバイクばかりを作っていたわけではありません。世界生産累計台数1億台という金字塔を打ち立てた「スーパーカブ」や三輪の「ジャイロ」は、驚異的な耐久性と汎用性を持ち、新聞や郵便、蕎麦やピザなどの配達用バイクの代名詞として定着しました。よって、こういったプロライダーをイメージする方も多いようです。

■老若男女を問わず! ホンダユーザーは幅広い


男性/27歳

いろんな人が乗ってる気がする



男性/21歳

老若男女、みんなが乗っている



男性/71歳

色々な層の人が愛用している



男性/76歳

高齢者から若年層でも幅広く、郵便局でも使用され耐久性にも優れている



男性/71歳

一般的には、『通』のイメージがあるが、幅広い層にファンが多いと思う


「ホンダ」は国内外のバイク販売で圧倒的なシェアを誇っています。現在の国内市場ではモデルが絞られてきたものの、原付スクーターから大型クルーザーまで、あらゆるタイプのモデルを販売してきました。そのため、年齢や性別、職業などを問わず、いろいろな人が乗っている、というイメージも強いようです。

■真のバイクマニアはホンダを選ぶ?


男性/48歳

バイクの良さがわかる人



男性/57歳

ホンモノがわかるイケてるライダーだと思います



男性/61歳

バイクのベテラン、ほかを経験して帰ってきた人たち



男性/38歳

男っぽさと繊細さを兼ね備えたカッコいい男のイメージ



男性/45歳

バイクの醍醐味を知っている人。ホンダなくしてバイクは語れない


サーキットでも強く、市販車の性能もシェアも世界中のライバルメーカーを圧倒してきた「ホンダ」ですが、あまりにも優秀過ぎるためか「アンチ・ホンダ」といわれる人たちも存在します。しかし、それでも心から「ホンダ」を愛するユーザーは「バイクをよく分かっている真のマニア」と思われても不思議ではありませんね。

■そのほか、こんなタイプも?


男性/37歳

カブのおしゃれなタイプに乗っている女性が多い



男性/48歳

新しい技術が好きな人



男性/67歳

バイク好きでカワサキが嫌い



男性/71歳

やはり創業者のホンダ魂にほれ込んだ人が多いのではないでしょうか



女性/64歳

こち亀のキャラクターのイメージしかない


商用車として生まれた「カブ」も今や有名なブランド。オーナーたちは「カブ主」を名乗り、オシャレに敏感な女性ライダーにも大人気です。また、偉大な創業者である本田宗一郎氏を尊敬している人のイメージも。そのほか、国民的な人気マンガ「こち亀」で登場した強烈なキャラクターを覚えている方もいるのではないでしょうか。

模範的な製造業イメージがユーザーにも反映される



ホンダ製バイクの原点は、戦後の庶民の生活を支える自転車用補助エンジンでした。その後、国内外のレースで勝利を積み重ね、その技術がフィードバックされた市販車が「世界のHONDA」というトップブランドへ押し上げたのはご存じの通り。四輪車でも最高峰レースのF1で世界を制覇し、さらには二足歩行ロボットやジェット機などの分野にチャレンジしたメーカーです。その一方で、発電機や農耕器具など、労働者を手助けする汎用製品の製造も継続しています。



また、ホンダ製品の特長は、高性能なだけではなく「誰にでも乗れる扱いやすさ」や「故障の少なさ」といった汎用性と信頼性の高さが挙げられます。これは『お客さんに迷惑をかけるようなものをつくるな!』という創業者の本田宗一郎氏の残した言葉であり、その“ものづくり”の基本精神は現在も受け継がれています。



堅実で生真面目、新技術に対して挑戦的でありつつも、より多くの人に役立つ製品をづくり目指す。戦後の日本を復興に導いた製造業の多くがこういった理念を持っていましたが、その中でも「ホンダ」は飛びぬけていたのではないでしょうか。こういった模範的な姿勢は、ホンダのバイク乗りのイメージにも反映されているようです。



次回は、「ホンダ」最大のライバルといえる「ヤマハ」に乗る人のイメージ。やはりデザインが優れたメーカーだけに、オシャレにうるさい人……でしょうか?



調査時期: 2021年8月27日

調査対象: マイナビニュース会員

調査数: 1,019人

調査方法: インターネットログイン式アンケート(フォルサ)