オープンワールド系のゲーム。好きな方も多いのではないだろうか。用意された広大なフィールドを自由自在に進んで攻略していくタイプのゲームで、一本道のシナリオに縛られずに遊ぶことが出来るので、ある程度ゲーム慣れした人に愛好されている。
大抵はサブクエストなどが数えきれないほど用意されており、本来の目的そっちのけで自分がしたいことばかりやれるのがポイント。
主要イベントを無視して最強の武器を作ることにまい進することも可能だし、危険なダンジョンにお宝を探しに潜るなど、好きなように遊ぶことができる。それがオープンワールド系のゲームだ。
古今東西色んなタイトルがリリースされてきたが、果たして一番面白いオープンワールドゲーはどれなのか。(文;松本ミゾレ)
「ワイは『Red Dead Redemption 2』か『Oblivion』やわ」
先日、5ちゃんねるに「オープンワールドで一番面白いゲームてなんや?」というスレッドが立っていた。スレ主は「botwか?」と書き込んでいる。
これは『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』を指す略称。2017年に発売された『ゼルダ』で、オープンワールドにあまり興味がなかったという人を引きずり込んだ傑作である。極端な話、このタイトルを「最高傑作」と認識しているゲーマーも少なからずいるんじゃないだろうか。
で、このスレッドには他にも魅力的なタイトルを挙げる声が多かったので、ちょっと例によって引用していこう。
「『Minecraft』」
「ワイは『Red Dead Redemption 2』か『Oblivion』やわ」
「なんだかんだで『Grand Theft Auto V』かね。MODとか無しでオフラインだけで1000時間以上遊べた」
「雰囲気だけなら『Dragon’s Dogma』が一番好き」
「『fallout4』シリーズファンからは微妙評価受けてるけどめちゃくちゃはまった」
と、こんな具合である。名作ばっかりだ!また、これ以外にも『原神』の名を挙げる書き込みも多かった。こうしてみると、オープンワールドも結構色々あるものだ。
ちなみに僕がはじめて遊んだオープンワールドは『Grand Theft Auto:Vice City』。2002年リリースのタイトルである。フィールドを自由に闊歩できて、あちこちに別荘も購入できて、人殴り放題ってシステムには大いに感動した。あとカーラジオからマイケル・ジャクソンの歌声が流れてきたときは感動したっけなあ。
フロムの新作『ELDEN RING』に期待大!
僕自身は2000年代の初頭から、ローカライズされたパッケージ版のオープンワールド系ゲームはちょいちょいプレイしてきたところ。『fallout3』は当時のバイト先の先輩から「やらずに死ぬのはバカだよ」と煽られて購入し、完全にハマったクチだ。佐竹先輩、あのときはありがとうございます!
そんな中でも1、2を争う個人的首位争いタイトルが『大神』と『fallout76』である。2006年に発売された『大神』は厳密にはオープンワールド系のゲームとは呼べないのかもしれないが、しかしナカツクニを隅々まで移動できる仕組みはシームレスでこそないものの、ほとんどそれに近しいものという印象を抱いている。
前々からよく言われているとおり、あのゲームはゼルダライクなタイトルであり、その上で世界観が独創的かつ日本人にとっては親近感が凄まじい。ストーリーこそほぼ一本道ながら、サブクエストも豊富だし、なによりアマ公がかわいい。かわいいは正義なのである。
で、僕としては触れてみたオープンワールド系のゲームはことごとく熱中してしまうんだけど、今のところは『fallout76』がもっともプレイ時間が長い。ホント、何かとこのゲームの話をしたがる悪い癖が僕にはあるが、本当にこれはいいゲームなのだ。好きなようにクラフトした家に住めるし、特にやることがなくてもフィールドを右往左往するだけで未だに新しい発見がある。隠されたイースターエッグも多い。
最近は度重なるアプデでバグもほぼ皆無になったし、未だに大勢ログインしているのでぼっちでうろつくこともない。4人1セットでダンジョンを踏破する「デイリーオプス」というミッションも導入されて久しく、これも報酬が美味いため連日そこそこ盛況(ソロでもクリアできるけど)。
何よりプレイヤーの民度がやたら高く、困ったユーザーにはすぐに手を差し伸べてくれる人が多いのも面白い。ポストアポカリプスの世界観なのに、遊んでる人の8割は、どこの国のユーザーであろうとやたらみんな親切なのである。
バトロワ系で敵味方問わず煽るのもゲームの楽しみ方の一つと言えば一つだが、そういうのに疲れた人にはオススメしたいのが『fallout76』だ。
しかし、目下僕が注目しているのが、今年の2月25日発売予定の『ELDEN RING』。我らがフロム・ソフトウェアがリリースするこのタイトルは、超本格的オープンワールドアクションRPG。はっきり言って面白くないはずがない。難易度は高いに決まっているけれど、絶対に購入して死んで死んで死にまくりたいと思っている。