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自由なアート「アール・ブリュット」に焦点を当てる企画展が滋賀県立美術館で開催、17人の作品を展示

2022年01月15日 12:02  Fashionsnap.com

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上土橋勇樹《タイトル不明》2020年、やまなみ工房
既成の表現にとらわれず自由に製作したアート「アール・ブリュット」に焦点を当てる企画展「人間の才能 生みだすことと生きること」が、滋賀県立美術館で開催される。会期は1月22日から3月27日まで。企画は美術館館長の保坂健二朗が担当し、独自の方法論で生み出された作品を紹介する。

 企画展では、アール・ブリュットの定義を紹介した上で、美術教育を受けていない人による自由な表現「アウトサイダー・アート」との違いを説明。2014年に「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」がイギリスのアール・ブリュット専門誌「RAW VISION」を紹介した事例を挙げ、アール・ブリュットの作品が世の中に認知されてきた歴史を振り返る。また、紙を細かく切り、繊細な立体アートを制作する藤岡祐機ら17人の作品を展示し、アール・ブリュットとは何なのかを考えると同時に、人はなぜものを創るのかという「人間の創造の根源」に迫る。
 観覧料は一般が1300円、高校生・大学生が900円、小学生・中学生が700円で、20人以上の団体では割引が適用される。

■企画展「人間の才能 生みだすことと生きること」場所:滋賀県立美術館 展示室3会期:2022年1月22日(土)~3月27日(日)開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日