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ほぼekクロス? 三菱自動車が軽EVのコンセプトカーを公開

2022年01月15日 11:21  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
三菱自動車工業は2022年度初頭の発売を予定する軽EV(軽自動車タイプの電気自動車)のコンセプトカーを公開した。「K-EV concept X Style」と名付けられた同車は爽やかなマットブルーにカッパーのルーフを組み合わせた2トーンカラー。見た目は同社の軽自動車「ekクロス」にそっくりだ。


○ekクロスがベース? ゼロから作った?



K-EV concept X Styleは「取り回しがよく運転しやすい軽自動車の魅力と、滑らかで力強く気持ちのよい加速と静かで上質な乗り心地という電気自動車の魅力に、先進の運転支援機能やコネクティッド機能を加えた」新世代の軽EVに仕上げたという。カッパーのルーフ色はEVのモーターコイルをイメージ。フロントバンパー、ボディサイド、リヤゲートには「X」のロゴが入っているが、車名にも使われている「X」の意味するところは、「軽ハイトワゴンにSUVテイストのスタイリングを掛け合わせた」ことと、そこに「EVの魅力を掛け合わせたこと」だ。


このコンセプトカーだが、パッと見た印象としては三菱の軽自動車「ekクロス」にそっくりだ。もちろん充電口が付いているところはEVならではだが、フロントマスクが似ているからなのか、ekクロスの中身をEVにしたのでは? と思ってしまったほどだった。



ekクロスをベースに作ったのか、EVとしてゼロから作ったものなのか、そのあたりを三菱自動車の説明員に聞いてみると、「そこは答えづらいんですが、見てもらった通りです。当然、いろいろ違いはありますし、EVなので構造から違っています」との答えで、よくわからなかった。


三菱自動車の「ekワゴン/ekクロス」は日産自動車「デイズ」の兄弟車だ。これらの軽自動車は三菱と日産の合弁会社であるNMKVが開発している。両社が発売予定の軽EVもNMKVを介した共同開発で、開発は日産、生産は三菱が担うとのことだった。



2022年度初頭に発売となる三菱の軽EVは、ボディサイズが全長3,395mm、全幅1,475mm、全高1,670mm、総電力量は20kWhになるとのこと。フル充電での航続距離は約170kmになるそうだ。価格は非公表だが、実質的な購入額は約200万円からとなる見込みだ。(藤田真吾)