トップへ

禁煙すると何が変わる? タバコ代が月3万円以上浮いて節約になった、という声

2022年01月15日 06:20  キャリコネニュース

キャリコネニュース

写真

気付けば周りに喫煙者がほとんどいなくなった。それこそ年末、男6人で集まる飲み会をやったんだけど、みんな非喫煙者だった。昔は吸ってたのに禁煙に成功した人もいた。

さて、喫煙をやめた人たちが、実際にそのメリットを実感したという話も、しばしば耳目にするところ。禁煙に成功した人たちが語るメリットは、当たり前の日常こそが何よりありがたいと気付かせるものが結構多い。今日は禁煙で得られるメリットにスポットを当てた話をしていきたい。(文:松本ミゾレ)

「よく眠れるようになった」「目のクマがなくなった」


昔は成人男性であれば大抵タバコを吸っていたもので、それこそ国鉄時代には電車の中でもタバコOKだった。何なら座席にもタバコの吸い殻入れが設置されていたし、町のいたるところでは吸い殻のポイ捨ても見受けられた。

しかし今はどうだろう。喫煙者は年々着実に減少しているし、喫茶店、居酒屋、果てはパチンコホールでも喫煙はNGとなった。そんな時代だから禁煙にチャレンジして成功した人も多い。

先ごろ5ちゃんねるにも「禁煙して3ヵ月経ったけどメリットを書いてく」というスレッドが立っていたが、このスレ主曰く「とりあえず節約になった。1日2箱近く吸ってたし」とある。これにより、毎月3万円以上だったタバコ代が浮くこととなり、かなり懐事情も良くなったようだ。

禁煙から3ヵ月ってことは、さっそく9万円は浮いたわけで、その効果はタバコ代が値上がりしまくった現状を考えると、マジで馬鹿にならない。

さらには「喉が痛くない」とも書き込んでおり、健康面でもそのメリットを享受していることが伝わってくる。これだけではない。他にも「よく眠れるようになった」や「目のクマがなくなった」、「髪ツヤが戻った、お肌が綺麗になった」なども書き込んでいる。

プラシボ効果もあったりするのかもしれないけど、少なくとも彼は禁煙して良かったと実感しているようだ。なによりじゃないか!

「禁煙のデメリットは他人の喫煙に敏感になること」

元々喫煙なんてしなかった僕としては、誰それが禁煙に成功したとか言われてもあんまりその喜びが理解できないところではある。しかし、身の回りで禁煙に成功した人のする話を振り返ってみると、禁煙したことによって過剰に喫煙者を叩く者ってのがいるのがちょっと癪だ。

「まだ喫煙してるとか金と健康の無駄」とか、こないだまで禁煙してた奴がマジで偉そうに言うのだから腹が立つ。こっちはそいつの吐き出した臭い煙を吸い込んでた時期だってあるのだから。

しかし、まあ止めてくれたんだからそれでいいかと思うことにはしている。それより腹が立つのが、禁煙したことで生じたデメリットとして「他人のタバコの臭さに敏感になる」を挙げる禁煙成功者の存在だ。

前項で紹介したスレッドにも「禁煙のデメリットは他人のタバコの煙に異常反応する様になったこと。ほとんど探知器」と書き込んでいる人がいる。

これ、どこがデメリットなのか。他人のタバコの匂いに鈍感だったのは、自分が喫煙者だったからってだけで、僕ら喫煙しない人たちはずっと前から「喫煙者=マジでヤニ臭い」というデメリットを仕方なく受け入れていたのだ。特に職場に喫煙者がいるのが嫌だったなあ、アイツら臭いくせにタバコ休憩とかで息抜きとかするし。なんだあの理不尽。

自分が禁煙に成功したからって、それで嗅覚が戻った途端それをデメリットみたいに言うのは腹が立つなぁ。

もっとも、このデメリット云々については、スレ主自身が「嗅覚が元通りになっただけ。常人に戻っただけ。周りに迷惑かけてたんだよ」と僕の気持ちを代弁しているので、「分かってくれればいいんだよ」という気持ちにはなった。汚れた僕の肺はもう元の綺麗なピンク色には戻らないとしても。

とかく喫煙にはデメリットしかないし、値段もどんどん高くなっている。その一方で日本人の平均給与は伸び悩んでいるわけだし、健康のためとか以前に、タバコ吸ってる人もぼちぼち手放してもいいんじゃないかなぁ。止めるきっかけなんて、今はいくらでもあるんだから。