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タイタン・太田光代社長、“裏口入学”記事裁判の勝訴確定も「どうか、義父に謝罪を」と新潮社に

2022年01月14日 19:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

勝訴確定も「裏口ネタは今後も続けさせていただきます」と太田光
お笑いコンビ・爆笑問題の太田光(56)が日本大学芸術学部に裏口入学したと報じた『週刊新潮』を提訴した裁判で、昨年12月の控訴審の判決の上告期限が今月7日に経過し、新潮社に対して440万円の支払いを命ずる一審の判決が確定したと13日、爆笑問題が所属する株式会社タイタンのHPで発表された。これを受けてタイタンの代表取締役社長で太田光の妻・太田光代(57)氏は、自身のツイッターで発行元の新潮社にあるお願いをした。

太田光の父親(故人)が800万円を渡して彼を裏口入学させたという2018年8月の『週刊新潮』報道に対し、太田側が約3300万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めた訴訟。一審判決は発行元の新潮社に440万円の支払いとウェブ上の記事削除を命じた。昨年12月の控訴審の判決公判では一審判決を支持し、太田、新潮社双方の控訴を棄却。当時新潮社は「上告して判断を仰ぎたい」と最高裁まで争う姿勢を見せていたが、「判決文を精査した結果、最高裁に上告しても、裁判所においても、私どもが立証しようとした事実に踏み込み、細かく精査する可能性は期待できないと受け止められ、上告に意味がないと判断したので、訴訟を終結することに致しました」と13日、説明している。

太田光はタイタンのHPで、「第二審の判決通り納得してもらえたということで、ホッとしています。私としてはこれでノーサイドと受け止めます。裏口ネタは今後も続けさせていただきます」と芸人らしい言葉で心境を綴った。

その後、日付が変わった14日午前1時過ぎに『太田光代(ota324)ツイッター』で、自分は夫と違い感情的になることを明かしたうえで新潮社に向けて次のように述べている。「どうか、義父に謝罪をお願いします。小さくてもかまいません。ネットの隅っこでも構いません。間違えたと謝ってあげて下さい」と、一言謝罪をして欲しいとお願いしているのだ。

一審の判決でも、太田側が求めていた謝罪広告の掲載は認められていない。しかし太田光代社長は夫の父親が眠る墓前に、新潮社が記事の誤りを認めたと報告したかったのだろう。15万部のベストセラーとなった太田光の初の小説『マボロシの鳥』(2010年)は新潮社から出版されているが、その良好な関係を絶ってまで報道された裏口入学の記事。太田光は「これでノーサイド」としているが、光代社長の心のわだかまりは残ったままである。
(TechinsightJapan編集部 みやび)