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河野純喜、佐藤景瑚、許豊凡、田島将吾……JO1とINI、グループのキーになる“98年組”の年男

2022年01月11日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

JO1『WANDERING』

 2021年大晦日に2組揃って『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2021→2022』(TBS系)に出演するなど、着実に活躍を見せるJO1とINI。LAPONEエンタテインメントのアーティストとして、2022年も日本のボーイズグループシーンに刺激を与え続けていくのだろう。JO1はデビュー3年目、INIは2年目を迎える2022年は、彼らにとって大きく飛躍する年になるかもしれない。そんな2組には河野純喜、佐藤景瑚(以上JO1)、許豊凡、田島将吾(以上INI)と4人の年男がいる。そんな98年組の4人を改めて紹介したい。


(関連:JO1 佐藤景瑚、河野純喜、S4……バラエティ番組で爪痕を残すメンバーたち


 まずは1月20日に誕生日を迎える、河野純喜。パワフルで真っ直ぐな歌声は、JO1のメインボーカルにふさわしい。デビュー後もメキメキと実力を伸ばしており、5thシングルリード曲「僕らの季節」ではあたたかく柔らかな歌声も披露している。『CDTVスペシャル!年越しプレミアライブ2021→2022』でも、「名曲ライブ!ライブ!新春コラボSP」でメンバーの與那城奨と共にハラミちゃんのピアノに合わせて「LOVE LOVE LOVE」(DREAMS COME TRUE)を披露。美しい歌声を響かせていた。また、2021年1月13日には、2020年にYouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で披露した「無限大 -From THE FIRST TAKE」と「Voice(君の声) -From THE FIRST TAKE」を配信リリース。JO1の中で唯一ソロで作品をリリースしているメンバーだ。河野といえば歌だけではなく、そのハイテンションキャラもお馴染み。2021年も数々のバラエティ番組やラジオ番組で爪痕を残してきた。基本的には元気な河野だが、たまに人見知り(?)の一面をのぞかせ、ピタリと静かになるところも愛らしい。そのギャップも相まって、根っからの愛されキャラである河野。2022年、ぜひ彼がより多くの人に見つかることを願いたい。


 端正な顔立ちと抜群のスタイルを持つ、佐藤景瑚も1998年生まれの年男。佐藤の魅力といえば、場を和ませてくれるキャラ。メンバーたちと一緒にいる時は絶妙なひと言で笑いを生み出していることがしばしばある。だが、佐藤によく注目してみると、“縁の下の力持ち”が如くグループを支えていることがわかる。例えばトークを展開する中でフォローに回ったり、キーとなる話をしたりすることが少なくない。2021年12月17日放送の『MUSIC BLOOD』(日本テレビ系)に出演した時も、河野の騒音問題に1つエピソードを重ねたり、リスペクトするBIGBANGへの思いを語ったりしていた。また、パフォーマンスにおいても、“縁の下の力持ち”と言えそうだ。佐藤はオールラウンダータイプで、長い手足を活かした流れるようなダンスはグループに華を添えている。また、特徴的な歌声もJO1の楽曲であることを濃くしていると言えよう。麗しいビジュアルが気になったという人も、何層にも重なっている佐藤の魅力を知ることで、さらにハマっていくのではないだろうか。


 そんなJO1に次いで誕生したINIの年男の1人は、許豊凡。中国籍の許は日本語、英語、中国語、韓国語が話せるマルチリンガル。INIがグローバルに活躍するためのキーパーソンだ。パフォーマンスにおいても、力強い歌声とダンスで個性を見せている。メンバーの木村柾哉も「すごい自分の世界を持っていて、気がつくとどこかに行ってしまうぐらい入り込めるタイプ。だからパフォーマンスの前の集中力は半端じゃない」と話しているほどだ。そんな熱い許だが、パフォーマンス以外ではほっこり優しい性格を覗かせる。「KILLING PART Self CAM Ver.」でもあたたかな笑顔を見せており、「INI X’mas Party」ではプレゼント交換に手作りクッキーを用意。引き当てた松田迅が「うまい!」とコメントすると、「嬉しい」と満面の笑みを見せていた。さらに、ポケモン好きとして『ポケモンの家あつまる?』(テレビ東京系)にすでに2回登場。そこでもニコニコと可愛らしい姿を見せていた。活動が本格化する今年、グローバルに人気が出ていきそうなメンバーだ。


 INIのもう1人の年男は、“心技体Aクラス”の田島将吾。INI結成以前からエンターテインメントの世界で実力を磨いてきた彼のパフォーマンス力は高く、オーディション時からキラリと光っていた。デビュー後はそこに持ち前の柔和さが加わったのか、ファンでなくてもときめいてしまいそうな表情を見せるように。「アイドル」として一歩高みに上がった印象である。また、デビューシングル『A』では、いずれの楽曲でもクールなラップも披露。さらに作詞もできるというスペックも持っている。ここまでパーフェクトでありながら、普段は「メンバー内で一番ふわふわした性格なのでは?」と思ってしまうほどのギャップがある田島。11人でいる時は前に出るよりもメンバーを立てるタイプだが、少人数だと柔和な声色でゆったりとしたトークを聞かせてくれる。2021年12月30日にAuDeeで配信された『From INI プレスペシャル』でもそれが堪能できるはずだ。1月8日からスタートしたラジオ番組『From INI』(TOKYO FM)にも期待が募る。多くの武器を持っている田島は、今年もさらなる飛躍が見られるだろう。


 個性的なメンバーが揃っている、JO1とINIの年男たち。グループのキーマンとなるメンバーが多いのも特徴ではないだろうか。2組の活躍を今年も見守っていきたい。(高橋梓)