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デヴィッド・ボウイ生誕75周年 ロンドンの「マダム・タッソー館」が未公開写真を公開

2022年01月09日 10:01  Techinsight Japan

Techinsight Japan

蝋人形制作のための写真撮影に応じたデヴィッド・ボウイ(画像は『Madame Tussauds London 2022年1月8日付Instagram「On what would have been his 75th birthday
デヴィッド・ボウイが生誕75周年を迎えたことを記念して、ロンドンのマダム・タッソー館が未公開写真を披露した。同館は1983年に撮影したボウイのオリジナルの蝋人形と制作アーティスト達の姿を公開し、今年中には新たな人形を公開することを告知した。

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ロンドンの観光名所として知られる「マダム・タッソー館(Madame Tussauds)」の公式Instagramが現地時間8日、デヴィッド・ボウイをモデルにした蝋人形の未公開写真を披露した。

2016年1月10日に他界したボウイは、生きていれば8日に75歳の誕生日を迎えるはずだった。

同館は投稿で「デヴィッド・ボウイの生誕75周年となるこの日、我々は彼の新しいフィギュアを制作していることをお知らせします」と伝え、このように続けた。

「ロンドンで生まれ育った伝説のロックスターが、過去と現在のミュージシャン達と共に今年オープンする新たなミュージックゾーンに登場します。」

2体目となる蝋人形は、1983年に公開したオリジナルのイメージと測定値を使用するという。ボウイは同年6月に制作アーティスト達と対面し、自身の特徴を正確に再現するために何百もの寸法を測定した。特徴的な左右の瞳の色の違いから、髪や肌の色のリファレンスも提供するなど蝋人形制作に大きく関わっていた。


ベーカーストリートにある同館でオリジナルが初披露された1983年は、ボウイが大ヒットアルバム『レッツ・ダンス』をリリースした記念すべき年だった。

このたび初公開されたのは、同年に撮影した写真だ。蝋人形アーティスト達がボウイのフィギュアの目の色や顔の構造、首の長さなどを確認する様子を捉えている。


他にも蝋人形制作のために参加した実物のボウイを、さまざまな角度から撮影したショットも公開している。


マダム・タッソー館のゼネラルマネージャー、ティム・ウォーターズ氏は「デヴィッド・ボウイは音楽における偉大な人物の1人です」と述べ、新たな蝋人形制作についてこう説明した。

「彼の75歳の誕生日となる日、ロンドンのマダム・タッソー蝋人形館による、古い友人への最もふさわしいトリビュートは、新たなフィギュアを制作することです。」

「彼の音楽は大衆にインスピレーションを与え、多くの人々に自分自身の見方に対する変化をもたらしました。彼をこの場所で偲ぶことで、そのような状況がこの先何世紀も続くことを我々は願っています。」

「私達は80年代にボウイと共に仕事をできたことを光栄に思っています。そして今は彼の遺族と一緒に、偉大な音楽キャリアの遺産を引き継ぐ仕事ができることを、同じように光栄だと感じています。」

画像は『Madame Tussauds London 2022年1月8日付Instagram「On what would have been his 75th birthday, we are SO excited to reveal that we’re making a brand new figure of David Bowie」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)