250万円という妻の年収に「ショック」を受けたという、はてな匿名ダイアリーの投稿が話題となった。妻の稼ぎに失望したのではなく、「アパレル正社員で店舗に毎日フルタイムで出て、正月も休みなく立ちっぱなしで働かされている」のに「これだけ?」と、[労働時間・内容のわりに報酬が少ないことに憤っているという内容]だった。
キャリコネニュースがこの投稿を報じたところ、ガールズちゃんねるにトピックが立ち、女性たちの間でさまざまな感想が飛び交った。
まず、目についたのは
「アパレルは本当に低いのよ」
「アパレルはやりがい搾取の典型だよね 自社の製品を買わされるし」
など、アパレル販売員の労働環境の悪さを指摘する声だった。(文:okei)
「友人が店長していて30過ぎて手取り13万って聞いてびっくりした」
トピックには、アパレル業界で働いていたという女性たちの、ため息交じりの経験談が散見された。
「私もアパレルで働いてたけど本当に年収250万なかったよ。フルタイムで年末年始、お盆も働いてて馬鹿らしかった」
「社販で半額で買えましたが、元の値段が高いし毎月買わされ(上限5万円)貯金出来ず退職しました。ブランド好きで働きましたが大変でした」
このほか、売上が悪いと「順番で服を買わされる」という声や、企画だったという人からは「残業60時間近く働いてるのに1万くらいで済まされてた」など、やりがい搾取を嘆く声が相次いでいた。
中には、某大手アパレルで店長をしている友人について、「30過ぎて手取り13万って聞いてびっくりした」という声もあった。店舗スタッフの待遇の悪さを指摘する声は他にも出ていた。
「ウチの旦那なんかあれだけ頑張ってそれだけ!?って爆笑してた」
トピックでは、この夫(投稿者)が「舐めてんのか経営者」と憤っていたことに対し、「旦那さん優しい」と称賛する声も目立っていた。夫は一時は転職を勧めていたが、妊娠が発覚したため、「もう適当にパートでいいや。本人も望んでるし」という結論になったと綴っており、そのあたりの態度に頼もしさを感じた人も多かったのだろう。
トピックには「良い旦那さんだわ。ウチの旦那なんかあれだけ頑張ってそれだけ!?って爆笑してた」と自分の夫の冷たさと比較する人もいた。中には、「優しい旦那さんで羨ましいな…私の主人は年収1400だけど、私のパート代(8万)にグチグチ文句言うよ」という嘆きもあった。
妊娠した女性が出産・子育てをするために、本人の資質・希望に沿わない形で働くことを余儀なくされるケースは少なくない。正規雇用を継続できても、出産後は昇進コースから外される、いわゆる「マミートラック」という問題もある。
性別や属性に関わらず、働いた分の報酬をきっちりもらえる世の中に、早くなってほしいものだ。