コロナ禍で下火となった職場の飲み会だが、年が明けると「新年会」をやりたがる人も出てくるだろう。キャリコネニュースで「職場の飲みニケーション」について読者の意識をアンケートで訊いたところ、和歌山県に住む30代後半の男性は「そもそも、飲み会自体が不要」と主張。
「新社会人のころ、飲めないから断ったのに、飲まなくていいからと(言われ)渋々行くと無理やり飲まされました」(教育・保育・公務員・農林水産・その他/年収400万円)
と苦い思い出を振り返った。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「飲みニケーション」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/9D72MQLO
「飲んで行った悪行はきれいさっぱり忘れてる」
男性は「現在、小さいながらも経営側の人間です」として、自社では「飲み会ではなく寸志」を出しているという。経営者としても個人としても「いかに職場の飲み会が必要ないか」、賛成派への批判を交えて語った。
「コミュニケーション等は仕事中に取る分で十分です。賛成派は、本音、情報収集、ストレス発散と言ってますが、飲めない、ましてや下っ端が本音なんて言えないし、酔った上の発言や記憶は正確性に欠けるのでは。(飲んで行った悪行はきれいさっぱり忘れてるくせに)嫌々来ている方は逆にストレスです」
男性の父親も会社役員で、中間管理職のころは「飲み会は必要」と言っていたという。しかし、現在は「ごまかし」、「やりたい人だけでやればいい」と考えを改めているそうだ。男性はこれを好例として
「年配世代の意見が分かれるのは、知識、常識、スキルを時代に合わせてアップデートしてきたか否かだと思います」
と厳しく指摘した。男性から見ると、飲みニケーションに励む中高年は「成長できていない人」ということになるのだろう。