トップへ

コルビュジエに師事した建築家 吉阪隆正の展覧会、東京都現代美術館で開催

2022年01月07日 09:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

《大学セミナー・ハウス 本館》1965 年 (撮影:北田英治、1997 年)
東京都現代美術館で、建築家 吉阪隆正の展覧会「吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる」が開催される。会期は3月19日から6月19日まで。吉阪の活動の全体像に触れる展示は公立美術館では初となる。

 吉阪隆正は戦後復興期から1980年まで活動した建築家で、考現学の創始者として知られる今和次郎やル・コルビュジエ(Le Corbusier)に師事。文部大臣芸術選奨(美術)を受賞した「ヴェネチア・ビエンナーレ日本館」や、日本建築学会賞を受賞した「アテネ・フランセ」などを手掛け、コンクリートによる彫塑的な造形を持った独特の建築で知られている。
 同展では、吉阪の生涯と建築を中心とした領域横断的な活動を、時代やテーマによって7章に構成して紹介するほか、吉阪が携わった地域計画のプロジェクトや日記、原稿、ノート、書類、写真といった個人資料を展示する。
 サブタイトル「ひげから地球へ、パノラみる」は、吉阪による造語を組み合わせたもので、地域や時代を超えて見渡すことなどを意味する「パノラみる」と、自身の表象であり等身大のスケールとしての「ひげ」、そして個から地球規模への活動の広がり、という意味を込めたという。

■吉阪隆正展 ひげから地球へ、パノラみる会期:2022年3月19日(土)~6月19日(日)休館日:月曜日(3月21日は開館)、3月22日会場:東京都現代美術館 企画展示室 1階住所:東京都江東区三好4-1-1開館時間:10:00-18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)観覧料:一般1400円 / 大学生・専門学校生・65歳以上1000円 / 中高生500円 / 小学生以下無料詳細ページ