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「"日大院卒>東大学部卒"という認識に統一するべき」「欧米では修士以上が当たり前」と語る大学院卒の人々

2022年01月07日 06:20  キャリコネニュース

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高卒か大卒か、また大卒でも名の知れた大学か。「学歴」は就活や転職活動の際に気にしてしまうポイントだ。キャリコネニュースに寄せられた、大学院卒の読者の学歴に関する考え方を紹介する。(文:コティマム)

※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/NPGZ8QF0

「今や学士程度では『専門性がある(≒レア人材)』とは言えない」


大学院卒の読者の中には、「院卒」からが「高学歴」と考える人が目立つ。神奈川県の50代男性は

「顧客業界の国際会議にサポート役として出ることがあったが、欧米のメンバーは”修士以上”が当たり前だった」(院卒/専門コンサル/正社員/年収1000万円)

と振り返る。男性は自分の学歴に不満はないと言い、「50%が大卒の現在であれば、『学歴が高い』は修士修了以上だと思います」と持論を述べている。

同じく大学院卒の神奈川県の30代男性(教育・保育/正社員/年収600万円)も、「博士号がないとまともな研究職は仕事口が皆無。修士以上は高学歴。今や学士程度では『専門性がある(≒レア人材)』とは言えない」と語っている。

筑波大院卒の男性「研究職の世界では、博士号を頂点とする学歴は必須」

東京都の40代男性( ITエンジニア/正社員/年収1000万円)は筑波大学大学院卒。男性は「いわゆるサラリーマンの就職フィルターに使われる学校歴には意味がない」としながらも、「研究職の世界では、博士号を頂点とする学歴は必須」と語る。

「その意味で、『日大院卒>東大学部卒』に認識を統一しないと、アカデミアの権威的にもおかしくなる。『会社の人事が信奉する学校歴』をマスコミがブランド化しておかしくなった。新卒採用と共になくなるべき意味のない慣習であり、産業界でダイバーシティが進まない元凶」

男性は自身の学歴に「不満はない」として、こう断言している。

「(学歴が)高いと感じるのは修士以上。学部卒はどこの大学であれ研究の入り口にも立てていない」