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「突然のセクハラ容疑で最下位に降格」とある50代男性のエピソード

2022年01月05日 16:20  キャリコネニュース

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性別によってイメージや「あり方」が決めつけられることがある。キャリコネニュースにも「男だから」「女だから」という理由で複雑な思いをしたことがある読者から、さまざまな体験談が寄せられている。今回は男性たちの体験談を紹介する。(文:コティマム)

キャリコネニュースではジェンダーギャップをテーマにしたアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/ZYVZFJ4M

「男だからって、力仕事、重いものなどを強制的にさせられる」


男性たちが「男だからこうあるべき」という考え方に違和感を覚えたのは、こんな言葉や場面だという。

「男だからしっかりしなさい」(埼玉県/20代男性/事務・管理/正社員/年収300万円)
「重い荷物を持たされるなど、体力仕事を当たり前に押しつけられる。体育会系の人からはキツく当たられる」(東京都/30代男性/その他/正社員/年収400万円)
「男だからって、力仕事、重いものなどを強制的にさせられる」(岡山県/40代男性/福祉・介護/正社員/年収300万円)
「電車では女性はどの車両でも乗れる。男性は女性専用車以外しか乗れない。もしくは乗ってはいけない」(大阪府/40代男性/ITエンジニア/フリーランス/年収900万円)

体力仕事などの負担が男性にかかることや、女性を守るためのルールに複雑な気持ちなる男性が多いようだ。

突然セクハラ加害者に「反論はおろか誰がどういうことで訴えているかも不明」

神奈川県の50代男性(事務・管理/正社員/年収400万円)は、ある日突然、人事総務部から理不尽な通達を受けたと訴える。

「女性社員から『見られているから、近寄られた』との理由で、セクハラをしたと2年間社内で圧力をかけられた。当時内部監査対象の業務も貫徹できず」

突然セクハラ加害者にされてしまった男性だが、納得できる調査は行われなかったという。

「結局明確な理由や、相手も『女性だから』という理由で、反論はおろか誰がどういうことで訴えているかも不明な状態で、最下位の職種へ降格されました」

被害者保護を優先した対応だったのだろう。しかし男性にとっては一方的な断罪で、疑惑を晴らすどころか納得いく説明も聞けていない。悔しい気持ちでいっぱいだったことだろう。