結婚し家庭を持つことは、これまで当たり前とされてきた。しかし現代にはさまざまな選択肢があり、「あえて結婚しない人」も増えている。キャリコネニュースではこれまで「あえて結婚しない人」の意見を紹介してきたが、今回は「あえて」ではなく「結婚したくても、できない」と考えている人の声を紹介する。（文：コティマム）
※キャリコネニュースでは引き続きアンケート「あえて結婚しない人」を実施しています。回答ページはこちら https://questant.jp/q/HLPQJZGW
「非正規で給与が少ない、労働時間が長いから出会いがない」
結婚できない理由として多く見られたのは、収入面の不安だ。
「非正規で給与が少ないから結婚できない。労働時間が長いから出会いがない」（福岡県／40代男性／その他／派遣社員／年収200万円／貯金500万円）
「今の仕事だとお金が足りないと思うので結婚できない」（石川県／40代男性／サービス系／契約社員／年収150万円／貯金100万円）
「出会いもなければ、収入もない。ナイナイ尽くしじゃあ結婚なんか無理」（埼玉県／40代男性／その他／正社員／年収350万円／貯金0万円）
「今の日本で結婚し子供を生み育てていく事は、ほぼ不可能に感じる」（沖縄県／30代男性／流通・小売系／個人事業主／年収250万円／貯金300万円）
結婚生活には何かとお金がかかる。今は夫婦共働きも珍しくないが、自身の収入では子育てや老後に不安を感じる人が少なくないようだ。
女性高校講師「給与が安く雇用が安定しないので、結婚できない」
兵庫県の60代女性（パート・アルバイト／年収200万円／貯金100万円）は、私立高校の講師をしており、自身の職場・職業自体が「結婚が難しい」と考えているようで、こんな風に綴っていた。
「私立高校講師だか給与が安く雇用が安定しないので、結婚しない（結婚できない）。 管理職を除く教員全員がそうなので、独身率は非常に高い。同じ学校内で付き合っていると思われる男女の先生方もいるが、結婚するとどちらかが辞めなければならないので、結婚しない」
