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木村拓哉『さんタク』マンネリ打破へ、現実味帯びる「明石家さんまの木村家訪問」

2022年01月01日 16:10  週刊女性PRIME

週刊女性PRIME

木村拓哉、明石家さんま

 明石家さんまと木村拓哉による『さんタク』(フジテレビ系)が、2022年1月1日の放送で記念すべき20回目(特別回を合わせると23回)を迎えた。2003年からスタートした同番組は、今や年明けを実感させる“お正月の顔”とも言えよう。

「ビッグスターの“2人がやりたいことをやる”というゆる~い内容ながら、ロケを通じて木村さんの素顔が垣間見えるとあって長らく視聴者を楽しませてきた番組ですね。スタートしたのは2003年で、当時のさんまさんは48歳、木村さんは31歳で『GOOD LUCK!!』(TBS系)が放送された年。それは歳を取るわけだ(笑)。

 でも、そんな長寿番組だけに少々“マンネリ”気味。制作サイドも毎年の“目玉”企画を考えたり、ロケ先を探すのが大変みたいですよ」(テレビ誌記者)

 1995年から10年間続いた『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』(日本テレビ系)でも共演を重ねた2人だけに、その付き合いは実に25年超えと木村にとっては人生の半分。自他共に認める“親友”関係を築いている。

「最近、シてないんやろ?」

 片や木村の妻・工藤静香とも、飯島直子と共に『明石家さんちゃんねる』(TBS系)での共演もあって親交が深いさんま。木村家とは家族ぐるみの付き合いをしていることから、知られざる夫婦仲を把握する数少ない人物でもある。
 
 そのせいか、かつて『さんタク』内ではこんなぶっちゃけ発言も飛び出した。2008年1月3日の『第6回』放送で、木村とさんまによるゴルフ対決をした時のこと。お互いに動揺させる言葉を投げかけてミスを誘いあう展開になったのだが……、
 
さんまさんの口撃に耐え続けてプレーしていた木村さんですが、ボソッと“最近、シてないんやろ?”の言葉に陥落(笑)して、苦笑いしながら無言で詰め寄ったのです。夫婦のグチも聞かされているであろうさんまさん。ギャグにしては妙にリアルでした。

 また『さんちゃんねる』でも、今度は静香さんに対して“浮気願望、あるやろ?”と暴走する場面も。テレビで扱うには“タブー”とされる夫婦をイジれるのは、芸能界広しといえどさんまさんぐらいのもの」(前出・テレビ誌記者)

  木村の長女・Cocomiや次女・Koki,にとっても、さんまは「“親戚のおじちゃん”のような存在」とは木村家を知る芸能関係者。
 
「ココちゃんや光希ちゃんが幼い頃から会っている、本当に身内のような間柄。彼女たちがバイオリンやフルートを習い始めた時も、さんまさんはその度に“観客”として自宅演奏会に招かれていたみたいですよ。

 そんな姉妹のデビューに“おじちゃん”も喜びはひとしお。芸能界入りは知らされていなかったそうで、ファッション誌で大人の顔を見せる2人に“こんなに立派になって……”と、記憶の中の幼い姉妹が浮かんだのではないでしょうか」

 2021年6月に公開された、さんま企画・プロデュースのアニメ映画『漁港の肉子ちゃん』では声優デビューを果たしたCocomi。この時も、彼女が「中学時代に声優学校に通っていた」のを覚えていたというだけに、さんまはいち早く才能を見出していたのかもしれない。

木村は50歳、『さんタク』は20周年

 そんな映画と同様に、最近ではドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』(2018年、NETFLIX)などのプロデュース業も目立つさんまではあるが、依然として“お笑い怪獣”ぶりは健在。『さんタク』も例外ではなく、どうしたらもっと番組が面白くなるか、木村の良さを引き出せるかを常に考えているという。

「11月に木村さんは50歳の誕生日を迎え、そして『さんタク』は2023年で放送20周年を迎えるとあって、似つかわしいお祝い企画を期待したいところ。無理を承知で言わせてもらえば、期待したいのが“前人未到”のキムタク家訪問! これはさんまさんにしかできない、尚且つ高視聴率間違いナシの特大企画。誌面も賑やかになります(笑)」(前出・テレビ誌記者)

「今日はな、木村ん家に邪魔するで!」たしかに近年まれに見る“キラーコンテンツ”の予感。かつて静香が、2015年放送の音楽番組において自身が撮影したアトリエ、キッチンでの料理風景などの“自宅”を紹介したことがある。ところが、ジャニーズに詳しい芸能ライターによると、

「あれは10億円とも目された自慢の木村御殿ではなく、近隣にある静香さんの実家の中だと思います。確かに“自宅”公開ではありましたけども(笑)。でも、最近は静香さんをはじめ、姉妹も含めてインスタグラムに投稿する写真には室内の様子が映り込んでいますが、あれは紛れもなく木村家でしょう。

 それに昨年4月には、キムタクが中国版ツイッター『weibo』でまさかの夫婦ショットを公開し、今年9月には『TOKIOカケル』(フジテレビ系)で“娘の髪を乾かしている時が愛おしい”と娘トークを“解禁”。自ら“タブー”を破ってきているように見えます」

木村の“セルフプロデュース”か

 芸能ジャーナリストの佐々木博之氏も「たしかにオープンになってきていると思います」と、ジャニーズのメディアプロモーションの変化を解説する。

「ジャニー喜多川さん、メリー喜多川さんが退いてから特に顕著でしたが、SNSやYouTubeが解禁されるにつれてタレントの“自由度”も増しているように見えます。特に木村さんは実質、東山紀之さんに次ぐ事務所“ナンバー2”なわけですからセルフプロデュースも一任されているのかもしれません」

 ならば、木村家総出でさんまをもてなす「家庭訪問企画」も不可能ではない?

「いや、木村さんと静香さんが一緒にテレビに収まるのはさすがにまだ難しいでしょう(苦笑)。それでも外観や室内の大部分をぼやかして、例えばガレージだったり、木村さんの書斎もあると聞きますから、そこにさんまさんを招き入れて絵を撮ったり、それこそ木村さんがカメラマンを務めて2人だけでロケをすれば可能かもしれませんね。

 そして姿こそ映さなくとも、Cocomiさんなりが“トト~”と帰宅するシチュエーションを作れば、さんまさんがもう、勝手に姉妹も呼び込んでくれることでしょう。長いこと隠されてきた部分だけに、これは見てみたいですね(笑)」(佐々木氏)

 是非とも、さんまに尽力していただきたい。