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【ガンダム】フラウ・ボゥは実は名ヒロイン? 「ああ、こんな女友達いたなぁ」感がすごい

2022年01月01日 06:10  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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『機動戦士ガンダム』に、フラウ・ボゥというキャラクターが登場する。主人公アムロ・レイのご近所さんの娘で、快活で行動力のある女の子、といったキャラだ。

なし崩し的にホワイトベースのクルーとしてサイド7から脱出して以降、最終回まで一年戦争の激戦を見事に生き抜いてみせた。ルックスも愛らしいので、放送終了後に吹き荒れたガンプラブームの折には、キャラコレという商品名で彼女はプラモデル化も果たしている。

個人的に購入したことはないけど、割と良くできた造形で、ちゃんと塗装すると見栄えもいいんだろうなと思っていた。今回は、そんなフラウの魅力について今一度考えていきたい。(文:松本ミゾレ)

意外となんでもこなす万能タイプ 伊達に1年戦争を生き抜いてない


先般、5ちゃんねるに「正直フラウ・ボゥってかなりすごいと思う」というスレッドが立っていた。スレ主は彼女をかなり高く評価している。

「目の前で親をジオンに吹っ飛ばされるわ
血縁でもないチビ三人の世話させられるわ
その割に空飛んでジオン兵にウインクする余裕はあるわ
ガンダムの指持ちあげるわ
脱走したアムロの追いかけもやるわ
セイラに変わってオペレーターもやるわ
戦後は一生童貞でもおかしくなさそうな面のハヤトと結婚するわ
チビ三人成長するまでちゃんと面倒みるわ……
アムロやシャアより凄いよ」

と、このようにベタ褒めしている。この意見にはたしかに賛同できる部分もあって、あんな状況なのに腐らずに自分ができることをちゃんと率先してやっていく性格は凄い。立派だ。

ああいう女性が実在していたら、どんな仕事をしていてもかなり職場の士気を高めてくれるんじゃないかとも思える。

家族を早々に失っていることについても必要以上に苦しんだりもしなかったし、ニュータイプとはまた違った意味で超人じみた存在なのに、画面上には普通の元気な女の子に映るから嫌味も悲壮感もない。

スレッドにも、フラウを評価する意見が結構多かった。いくつか引用させていただきたい。

「(フラウ含め)皆、続編では元気でPTSDにもなってなさそうだもんな」
「1stで一番魅力的な女性キャラだったと思う」
「アムロに冷たくされてるのに、めげないのはすごい」

と、こんな具合。彼女のまっすぐなところに惹かれる人が多いようだ。意外と身長が160センチもあって結構大きなところも、パッと見のキャラとのギャップがあってそこもいい。将来の旦那さんとなるハヤトよりも、一回り背が高い。

10代の頃、フラウみたいな同級生っていなかった?

フラウは本編にあって他のヒロインたちと違い、ほぼ一般人のような立ち位置。ミライのように常にブリッジにいるわけでもなく、セイラやララァのように前線にも出ない。カツ・レツ・キッカの面倒を見たり、負傷した兵の介抱に奮闘するなど、よく言えばどこでだってそれなりに活躍できる雑用のような存在として描かれていた。

そういう、普通の人でもできることを精一杯やっている姿勢って、エースパイロットたちとはまた違うかっこよさを感じさせる。なんかこう、そんなフラウの姿を振り返ってみると、なんだか妙に懐かしいというか「ああ、なんかそういう女友達居たなぁ」という気になってしまう。

性格も快活で明るく、いろんなことがあってもそこまでめげない。多分ネアカなのだろうけど、その上でバイタリティもあって、学校が終わったら塾だの部活だのに邁進して、しかも日曜日は友達とちゃんと遊ぶ。

そういう同級生ってのが子供の頃に僕の周りにも1人か2人いたなぁ。ほとんど学校休まないし、風邪とかも引かないの。そんで友達思いで、あんまり周りからも嫌われないようなタイプ。

フラウが実際にいたら、ああいう感じだったのかもしれないと、ふとそんなことを思ってしまった。その上、割と可愛いのにあんまり浮いた話もないというか彼氏も高校の最後ぐらいまでいなかったりしてね。

でも高校出たら割とすぐ、そういう子たちも結婚して子供が出来てたなぁ。それで同窓会で再会したら、妙に落ち着いてて。そういうところも『機動戦士Zガンダム』で再登場したときのフラウみたいだった。今考えれば。

ガンダムには現実だとなかなかいないような性格の人もちらほらいるけど、フラウあたりはそうでもないよね。