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SixTONES ジェシー&森本、京本&田中、松村&髙地……無限大の面白さを秘めた6人 ユニット曲の組み合わせから相性を考える

2022年01月01日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

SixTONES

 1月5日発売『anan』2281号で表紙を飾るSixTONES。2022年最初の発行号でカバーを担当し、新年から幸先の良いスタートを切る。すでに公開されている表紙にはファージャケットを着こなした6人の姿。テーマは「野性味あふれるヴィランの素顔」だ。


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 向かって一番右奥には森本慎太郎、そのすぐ下にはジェシー。2人の深いカラーファージャケットからグラデーションするようにブラウン、グレー、ゴールドブラウンそしてホワイトとそれぞれ個性的ではありつつも、まとまりを感じるのがSixTONESらしい。


 6人はグラビアページにも登場し、ジェシー&森本慎太郎、京本大我&田中樹、松村北斗&髙地優吾の組み合わせでバディーショットを披露。このペアは、1月5日発売の2ndアルバム『CITY』初回盤Bに収録されるユニット曲の組み合わせだ。SixTONESは6人揃ったときはもちろんのこと、コンビとしても底知れぬ魅力を放つ。


 森本とジェシーはグループ内でも最年少にあたり、ファンの間では“末ズ”と呼ばれて親しまれている。YouTubeチャンネルでもオープニングから率先してボケるのがこちらのペア。2018年公開のYouTube動画「SixTONES【寝起きドッキリ】人生初体験にハプニング発生!in沖縄」にもあるように、メンバーに寝起きドッキリを仕掛けるのだが、始まる前からすでに楽しそうな2人。とにかく面白いことが泉のように沸いて出てくるようだ。


 そんな彼らはユニット曲として「LOUDER」を披露する。80年代から90年代前半に流行した音楽ジャンル ニュージャックスウィングを取り入れたダンスボーカルチューン。スペースを広く設け伸び伸びと歌い、踊る。長い手足を軽やかに操り、体を大きく使ったダイナミックなダンスで彼らの実力が良く伝わるパフォーマンスになりそうだ。対照的に、バラードやラブソングでは、聴く者のハートを射抜くような歌声を響かせる森本。ジェシーはまるで両手で抱きしめるかのような包容力ある歌声でリスナーを包む。トークとパフォーマンスとのギャップが激しいのも特徴と言える。


 SNSやYouTubeで人気を博す和ぬかが楽曲提供した「真っ赤な嘘」を歌うは、松村と髙地。“ゆごほく”とも呼ばれる2人の共通点といえば、SixTONESの“リーダー”に就任したのもその一つ。初代リーダーの髙地にはじまり、2021年は松村がリーダーを務めた。また『オードリーのオールナイトニッポン』(ニッポン放送)のリスナー・リトルトゥースであることも共通点だ。その影響か、2人がそれぞれラジオで語る近況トークの充実ぶりは目を見張るものがある。また、松村は昨年女性ファッション誌『CLASSY.』(12月号)で創刊38年で男性初の表紙を飾った。一方の髙地もジャニーズ入りのきっかけとなった『スクール革命!』(日本テレビ系)と共に12周年を迎え、いまなおレギュラー出演中。記録を打ち立てているのも共通点だ。ユニット曲の歌詞も、公式サイトのコメントに「ネガ・ポジにキャラ分けされた」とあるように、YouTubeのダイジェスト映像では黒シャツの松村と白シャツの髙地のコントラストで、楽曲の世界観を表現。フルサイズではどんな映像が広がるのか、展開が読めないだけに待ち遠しい。


 ラジオで度々熱のあるトークを繰り広げるのが“きょもじゅり”こと、京本と田中。昨年12月の放送回では、取材で今年の漢字を聞かれることが多く、年末に一つ、そして新年にもまた一つ絞り出す苦悩を吐露。しかし田中は無難にまとめるのではなく「それを言ったとともに命尽きるぐらいの気持ちで俺は言いたい!」と語れば、京本も「一文字チャンスを逃してる」と熱い展開に。それぞれが選んだ漢字とそれにまつわるエピソードを語ると、互いに称賛しあっていた。


 グループにおいて京本はメインボーカルポジションで、安定かつハイレベルな歌唱スキルを披露。京本にしか歌えないであろう音域を任される。一方の田中もラップで様々な世界観を表現するほか、リリックも手掛ける。共にSixTONESの音楽を印象付けるパートを、それぞれのスキルを発揮して担う。今回のユニット曲は「With The Flow」。ダイジェスト映像にもあるように京本がアコースティックギターを弾き、ラップ詞を手掛けた田中がドライブしているように、心を解放してくれる爽やかな楽曲だ。


 1stアルバム『1ST』でも、京本&松村、田中&ジェシー、髙地&森本と三者三様の世界観をみせてくれた。今回のユニット曲ではまた違った組み合わせで違った景色をみせてくれそうだ。YouTubeの企画やトークでみられるように、ソロにコンビ、トリオ、そして6人と、無限大の見どころや面白さを秘めているのがSixTONES。2022年もまだ知らぬSixTONESの魅力を見つけたい。(柚月裕実)