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マドンナ、ラッパーのSNSに直接コメント「私の楽曲を違法で使用した」

2021年12月29日 16:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

ラッパーに「楽曲を無断で使用した」と非難したマドンナ(画像は『Madonna 2021年12月28日付Instagram「Exhibitionist in Marble Arch」』のスクリーンショット)
歌手マドンナがラッパーのトリー・レーンズのInstagramに直接コメントし、自身の楽曲を違法で使用していると批判した。トリーの最新曲『Pluto’s Last Comet』のイントロ部分で、マドンナの1985年の大ヒット曲『Into the Groove』にそっくりのメロディがサンプリングとして使われているため、ダイレクトメッセージを送ったという。

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トリー・レーンズが現地時間23日に投稿した自身の写真に、マドンナの公式アカウントからコメントが届いていたことが明らかになった。

その内容は「私の楽曲『Into the Groove』の違法使用に関する、あなたへのメッセージを読んで」との言葉が記されたものだ。

トリーの6枚目のアルバム『Alone At Prom』に収録されている『Pluto’s Last Comet』は80年代のポップ界の巨匠達にインスパイアされたものだが、イントロ部分にはマドンナの楽曲『Into the Groove』のイントロと非常によく似たメロディが、シンセサイザーによるサンプリングとして使用されている。

そのためマドンナはトリーが無断で楽曲のメロディを使用したことについて、ダイレクトメッセージを送ったとみられている。

マドンナはこの件について公的なコメントなどはしておらず、ダイレクトメッセージの内容や法的措置を取る予定があるかについても現在のところは不明である。

1985年7月にリリースした『Into the Groove』は、マドンナが出演した映画『マドンナのスーザンを探して(原題:Desperately Seeking Susan)』のテーマ曲としても知られている。今年9月に米誌『Rolling Stone』が発表した「The 500 Greatest Songs of All Time(歴代最高の500曲)」では、161位にランクインするほどの名曲だ。

マドンナがトリーへのコメントを直接残したことについて、SNSではさまざまな意見が飛び交った。

「彼女はクレジットを求める権利があるよ。かつてのマドンナは、世界を打ち負かす存在だったんだから。」
「マドンナは当時から素晴らしかった。だから、その音楽は彼女のものなんだ。お金を支払うか許可を得るか、またはその両方が必要だよ。」
「マドンナは注目されたくて仕方ないのでは。誰かが自分の楽曲を演奏してくれたら、嬉しいはずだ。忘却されるよりはよほどマシだよ。」

トリーは最近、ラッパーのミーガン・ジー・スタリオンへの発砲事件に関与したことで話題になっており、年明けの1月13日には裁判所に出廷する予定だ。

ミーガンは2020年7月にパーティで何者かに足を撃たれており、1か月後の8月に犯人がトリーであることを明かした。


今月14日にはロサンゼルスで裁判が行われ、判事は銃撃容疑に関連するトリーの銃所持容疑を支持していた。『Los Angeles Times』によると、有罪が確定すれば最長で22年8か月の禁固刑に直面することになるという。

画像は『Madonna 2021年12月28日付Instagram「Exhibitionist in Marble Arch」』『ASHTON RAIN 2021年12月23日付Instagram「ASH CATCH EM ALL .!」』『Megan Thee Stallion 2021年12月9日付Instagram「HOTTIES…」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)