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編集者さん、オススメの手土産教えてください 第2回 メロディ編集長・武田直子さんのオススメ:近江屋洋菓子店

2021年12月29日 15:02  コミックナタリー

コミックナタリー

フルーツポンチ
マンガ好きなら「編集者は担当作家によく差し入れをしている」という印象を持っているのではないだろうか。実際に「担当編集者さんからこんな差し入れをもらった」と描かれているマンガのおまけページやSNSへの投稿を目にした人も多いだろう。

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コミックナタリーでは、日常的に差し入れや手土産の情報を集めているであろうマンガ編集者という職種の人たちに、「作家に渡す手土産」を教えてもらうコラムを展開する。第2回に登場してもらったのは、斉木久美子「かげきしょうじょ!!」、日渡早紀「ぼくは地球と歌う 『ぼく地球』次世代編II」などが連載され、2022年に創刊25周年を迎えるメロディ(白泉社)の編集長で、過去にはよしながふみ「大奥」などを担当した武田直子さん。紹介してもらったのは、白泉社のすぐ側に店舗を構える近江屋洋菓子店のフルーツポンチだ。

構成・撮影 / 宮津友徳

■ あなたのオススメの手土産を教えてください。
近江屋洋菓子店さんのフルーツポンチです。弊社のすぐ隣にあるので何かとお世話になっております。

□ 価格
フルーツポンチ税込3402円(箱入り)、税込3240円(箱なし)

■ この手土産のオススメポイントはどんなところですか?
まず、ぱっと見のビジュアルがかわいいこと。近江屋さんはレトロなイラストの包装紙もとてもかわいいのですが、それを剥がしてもさらに心をぎゅっと掴まれる存在感が好きです。ビジュアルだけでなく、季節のフルーツが10種類以上も入っていて、果物の甘さメインの味も上品です。どなたに渡しても喜ばれますが、たとえば、初対面の方やまだよく好みを知らない方でも、フルーツならお菓子ほどは好き嫌いなく食べていただけるかなと思っています。

■ 手土産にまつわる担当作家さんとのエピソードを教えてください。
とてもお料理上手な作家さん自らが、たくさんの本当~に美味しい手料理を振る舞ってくださるパーティに何を持っていくか迷った末、老舗の海苔巻きをたくさん持っていきました。たくあんやきゅうり、ごぼうなど派手さはない具材なのですが、「ちょっと摘まめるサイズ感とごはんもので、箸休めにもいいしすっごく美味しかった!」と主催の作家さんに絶賛していただきひと安心した思い出が。シチュエーションによって望まれるものが変わる手土産の難しさを感じました。あとは話がまったく変わりますが、自分じゃ絶対買わない高級なお菓子やホールのケーキを買えたりできるのも作家さんに手土産を買う楽しみの一つです(笑)。選ぶ&買うという行為が自分のテンションも上げてくれます。

■ オススメの手土産にかかわらず、手土産を選ぶ際にはどんなところを重要視しますか?
お渡しする相手の好みや、お仕事場の人数は基本です。毎回差し入れをする作家さんへは、話題のものや人から美味しいと教えてもらったもの、自分が食べて美味しかったものなど、なるべく毎回違うものを持って行きます。「美味しかった~!」と言ってもらったものは覚えていて、また差し入れたりもします。
きつい仕事の合間に食べると思うので、味はもちろんですが、目で見て気持ちが上がることも重要だと思います。

■ 新しい手土産を開拓する際の探し方を教えてください。
同僚や友達、家族からといった身近な人の情報。またSNSや雑誌、テレビなどの情報もそれとなく頭に入れておきます。メモまでは取りませんが、いざ何を買おうと考えたときにぼんやり覚えている単語で検索したりしています。

■ 武田直子(タケダナオコ)
1973年生まれ。花とゆめ編集部、kodomoe編集部を経て、現在メロディ編集部編集長。

□ 担当作や所属編集部についてのメッセージ
メロディは2021年夏にアニメ化となった斉木久美子先生「かげきしょうじょ!!」をはじめ、2022年1月から東京タワーでイベントを開催する日渡早紀先生「ぼく地球」シリーズなど読み応えとストーリーの骨太さではどこにも負けない作品を多数掲載しています! ぜひ手に取って読んでみてください!
旅行と飲み歩きが好きなので、早く自由にのびのびと楽しめる世の中に戻りますように!

■ 近江屋洋菓子店
明治17年(1884年)創業の、神田淡路町に店舗を構える菓子店。 “リーズナブルだけどチープでないものを”をコンセプトに、ケーキや焼き菓子、フルーツポンチ、アイスなどを販売している。

□ 店舗情報
住所:東京都千代田区神田淡路町2-4
営業時間:月~土9:00~19:00、日・祝10:00~17:30
定休日:年中無休
電話:03-3251-1088