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SixTONES、応援しがいのあるグループだと実感した2021年 多方面でのシームレスな活動ぶり

2021年12月25日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

SixTONES

 デビュー2年目を迎えた2021年。シングル・アルバム・DVD/Blu-rayのリリースをはじめ、ライブツアー、映画にドラマ、バラエティ、ラジオと多方面で活躍したSixTONES。知らない世界を見せてくれたほか、たくさんの感動や笑いをもたらしてくれた2021年をダイジェストで振り返ってみたい。


(関連:SixTONES 髙地優吾はキャンプインストラクターの資格を取得 森本慎太郎、京本大我……好きなことや経験を仕事に繋げる姿


 1月6日に1stアルバム『1ST』をリリース。これまでもシングルやカップリング曲でもジャンルを問わず様々なタイプの楽曲を歌ってきたが、アルバム1作目にしてそのジャンルレスなスタイルを貫き、さらにはユニット曲という新たな魅力、面白さをもたらした。


 1月からライブツアーを行う予定ではあったが配信に切り替えてスタート。のちに有観客で行われた。特筆すべきは、セットリストの全てがSixTONESのオリジナル曲で構成されたライブだったこと。声出しを控えたライブではあったが、ネガティブなことを払拭するかのように熱気に包まれていた。


 またシングルのリリースも途切れることなく続き、2月には『僕が僕じゃないみたいだ』を、8月にはKing Gnu・常田大希が表題曲手掛けた『マスカラ』をリリース。そして2022年1月5日には2ndアルバム『CITY』のリリースを控えている。


 YouTubeでも様々な展開をみせ、『僕が僕じゃないみたいだ』カップリング曲「Strawberry Breakfast」のMVを公開。8月に3日間連続で配信した、YouTube限定パフォーマンス企画「PLAYLIST –SixTONES YouTube Limited Performance-」もユニークで、楽曲の新たな魅力に触れたほか、フェス入場パス風リストバンドの無料配布まで提供してくれたのもいい思い出。


 そして今年5月にグループ結成6周年を迎え、森本慎太郎企画開発部長の声で、SixTONESを祝うスペシャル月間がスタート。そのなかで、彼らのパフォーマンスに携わるスタッフの言葉に感動し、そんな素敵なスタッフに支えられているSixTONESがより愛おしい存在に。


 個々としても活躍が目覚ましく、松村北斗は「僕が僕じゃないみたいだ」が主題歌に起用された映画『ライアー×ライアー』でW主演を務めたのに続き、11月には劇場版 『きのう何食べた?』に出演。また、11月からスタートした連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK総合)での雉真稔役でも大きく話題を集めた。出演の度に雑誌で表紙を飾るった松村。どれも違った表情をみせ、いまにも語りかけてきそうな奥行のある表情が印象的だった。


 バラエティでの活躍ぶりも目を見張るものがあり、髙地優吾がジャニーズ事務所に入所したきっかけとなった番組『スクール革命!』(日本テレビ系)に、現在も変わらずレギュラー出演するほか、4月からはジェシーと田中樹がレギュラー出演する『オオカミ少年』(TBS系)がスタート。また、ジェシー、髙地、田中は朝のバラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)で7月のマンスリーゲスト(金曜)として週替りのペアで出演。森本は『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)で、DASH島にて若手ならではの活躍ぶりをみせたほか、TOKIO不在の放送回を任されたことも。また、岸優太(King & Prince)と共に、米作り一年生として福島で開墾から携わり、先日の放送では収穫したお米を炊いて味わった。視聴者としても、3月からの力を要する作業や、気象や生物要因によって思うように運ばない様子を目にしてきただけに、美味しそうに頬張る姿には胸に迫るものがあった。


 長きに渡って出演し続ける素晴らしさもあれば、新たに声がかかったこと、単発番組でもギャグを飛ばして笑いをもたらしたり、一生懸命にチャレンジしたりとどのメンバーも積極的に番組に参加していた。また、髙地は温泉ソムリエに続き、災害備蓄管理士、キャンプインストラクターの資格を取得していたのも頼もしく、今後なんらかの仕事につながりそうな予感がする。


 そして、メンバー6人中3人が舞台に出演したのも今年の大きなトピックスの一つ。ジェシーは初単独主演舞台『スタンディングオベーション』に。京本大我が主演を務めた日本初上陸のディズニーミュージカル『ニュージーズ』が1年5カ月の時を経て開幕、多方面から称賛の声が聞かれた。また、田中はSexy Zoneの菊池風磨主演のジャニーズ伝統の舞台『DREAM BOYS』にチャンプ役として出演。同期コンビ“ふまじゅり”の関係性も話題を集めた。


 テレビCMも、ヤクルト「ジョア」、エイブルに続いて、ジェシーと森本が日本ハム「プルドポーク」のCMに出演。また、出光興産のテレビCMソングも1stアルバム収録の「Lifetime」に続いて、2ndアルバム『CITY』から「Everlasting」が起用された。6人の姿はないものの彼らの音楽もまた、実りをみせた。音楽番組での活躍も、毎回のように衣装にこだわりをみせ、ソロでも田中はCreepy Nutsとのコラボレーションを、京本は笹本玲奈と『ウエスト・サイド・ストーリー』「Tonight」を披露。田中はR-指定から「脅威」と言われていたこと、京本は“新ミュージカルプリンス”と紹介されていたのも誇らしい。


 朝の番組から深夜のラジオまで時間帯を問わず、テレビ、ラジオ、CM、雑誌、YouTubeと出演媒体も多岐にわたる。彼らの音楽がそうであるように、シームレスな活躍が鮮やかだった。


 舞台やコンサートを終えた直後に、ラジオの生放送番組に一度も欠くことなく通しで出演し続けている田中をはじめ、メンバーの活躍をブログやラジオで讃える場面もあれば、音楽番組でみせたようにメンバーの状況をカバーする一幕も。それらを目にする度に、個性を生かしたそれぞれの奮闘、6人が築き上げてきたグループの結束力に胸を打たれる。それと同時に、メンバー自ら“最強”だと言い切る仲間に出会い、共に活動できる彼らを羨ましく思う。


 2021年も到底ここには書ききれないほどの出演で、目からも耳からもたくさんの幸せをくれたSixTONES。ここで一息……とはいかないのが彼ららしい。


 12月24日正午より24時間の生放送ラジオ番組『第47回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』(ニッポン放送)への出演に加えて、同日に『ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE 2021』(テレビ朝日系)へ。大晦日には『第72回NHK紅白歌合戦』(NHK総合)への出演が控えている。『ジャニーズカウントダウン 2021-2022』を含む年内ギリギリまでの出演情報に加えて、さらには年明けの告知も続いている。


 元日には森本が『ウルトラマンDASH』(日本テレビ系)に出演するほか、2022年1月4日の横浜アリーナ公演を皮切りに全国アリーナツアー『Feel da CITY』がスタート。さらに1月7日にはSixTONES「Rosy」が日本語吹替版主題歌に起用された映画『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が公開される。京本が会員向けのブログで音声動画をアップし、作品の見どころ、初見でもこれを予習しておけば楽しめるという過去作品を紹介してくれた。そのおかげもあって、新作映画を待ち遠しく思うと共に、世界的な人気を誇る作品に彼らの楽曲がどう彩りを添えるのか。いくつもの楽しみが待っている。


 あっと驚くお知らせが続いた2021年。次々と新しい景色をみせてくれて、つくづく応援しがいのあるグループだと思った一年だった。2021年に続き、2022年もきっとたくさんの幸せをもたらしてくれるだろう。(柚月裕実)