コロナ禍で企業の業績は明暗が分かれたが、会社が好調でも現場で働く人からは悲鳴が上がることもある。キャリコネニュースでは「会社を辞めよう」と思った体験談募集のアンケートに、こんな声が寄せられた。(文:コティマム)
※キャリコネニュースではアンケート「会社をやめようと思ったエピソード」を実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/EYERWBZ9
「他人の金儲けに自分の心身を壊されるなんて絶対に嫌」
販売・サービス職の40代女性は、コロナ禍で会社の嫌な部分を痛感してしまったようだ。女性は「緊急事態宣言が出てから社内で唯一売上が伸びる部署」に勤務しており、疲弊する勤務状況をこう語る。
「とにかく会社は『売れ、売れ、売れ』しか言われない。激務になり昼食も取れず、早出、サービス残業は当たり前。土日休みも勝手にシフト体制に変更。上層部は40代でもパソコンが使えず全く役立たず。労いの言葉ひとつかけず、差し入れすら持ってこない。自分たちの生活レベルを落とさないことに必死」
コロナ禍で多忙を極める女性だが、上司からのフォローもなくサービス残業で給料にも反映されていない。女性は
「他人の金儲けに自分の心身を壊されるなんて絶対に嫌。働く価値のない会社にはうんざりです。馬鹿らしくて、多忙でも定時に上がることにしたのでクビかもしれませんが、覚悟の上です。コロナが落ち着いたら辞めます」
と、退職も視野に入れ強気の姿勢を見せた。