男性は仕事、女性は家事・育児という考え方はもう古い。だが、表向きはそんなことを言わない企業でも、ふとした瞬間に考えが透けて見えることがあるようだ。東京都のクリエイティブ職、30代女性(メディア・アパレル・デザイン/正社員/年収650万円)から、こんなエピソードが寄せられた。(文:谷城ヤエ)
※キャリコネニュースでは「面接での信じられないエピソード」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/74FZSHAJ
「その会社のビールは二度と飲まない」で一致した
大学構内での企業説明会に参加した女性。つまり新卒採用の説明会だが、集まった学生たちに「大手飲料メーカー」の採用担当者は、信じられないことを告げたという。
「『女の子は、都内に実家があってそこから通える子しか採用しないから。地方出身の子はごめんね』と言われた。家事労働は母親か彼女にでも押し付ければいいという思想が透けて見えて吐き気がした」
企業の真意は不明だが、”女の子”は実家から通える人しか採らないとは、あからさまな女性差別ではないだろうか。しかも女性比率の高い美大でのエピソードだという。女性は当時を振り返り
「説明会後は”その会社のビールは二度と飲まない”で意見が一致した」
と締めくくっていた。