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スペインのサンタンデール銀行がフェラーリと複数年のスポンサー契約を締結。5年ぶりにF1へ

2021年12月22日 17:30  AUTOSPORT web

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2017年までフェラーリのスポンサーを務めたサンタンデール銀行。リヤウイングをはじめ、マシンの複数箇所にロゴが掲載された
スクーデリア・フェラーリは、スペインのサンタンデール銀行との複数年にわたるスポンサー契約を発表した。両者は2010年から2017年にも提携していたが、その関係を復活させることになる。

 サンタンデール銀行は、2010年にフェルナンド・アロンソがフェラーリ入りした際にF1に参入し、チームのスポンサーとなった。同銀行が2022年からフェラーリの“プレミアムパートナー”としてF1に復帰するにあたっては、フェラーリで人気上昇中のアロンソの元弟子カルロス・サインツが誘因力になったことは間違いないだろう。

「サンタンデールのような国際的金融機関とふたたびチームを組むことは光栄なことだ。サンタンデールは重要な銀行取引に尽力し、再生可能エネルギーへの融資およびESG(環境・社会・ガバナンス)投資顧問業において世界中でリーダーシップを発揮している」とフェラーリ会長のジョン・エルカーンは述べた。

「我々は彼らと組み、2030年までにカーボンニュートラルになるという重要な目標を実現することを楽しみにしている」

「F1はそのイノベーションと技術開発により、我々の産業と、最終的には社会全体に利益をもたらすと信じている」

 サンタンデールとの提携は、フェラーリとフィリップモリスの長年にわたる商業関係に終止符を打つ可能性がある。フェラーリと同社の契約は年内で終了する予定だ。2001年からF1ではタバコの広告が禁止されているが、フィリップモリスはフェラーリの支援を継続し、過去数シーズンにおいてはチームを利用して“変化をもたらすプロジェクト”ミッション・ウィノウのブランドを宣伝してきた。