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JR西日本、地方~首都圏・関西圏の移動「やや慎重」旅行需要喚起へ

2021年12月22日 16:21  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
JR西日本は2021年12月の社長会見にて、中国地方・北陸地方を対象とした乗り放題きっぷや「おとなび」会員限定のフリーきっぷを発売するなど、「Withコロナ」での西日本エリアの旅行需要を創出するための取組みについて発表した。


同社によれば、10月以降はビジネス・観光ともに回復傾向が続いているものの、首都圏・関西圏から地方への移動と比べて、地方から首都圏・関西圏への移動については、やや慎重な傾向が見られるという。このことを踏まえ、地方発の旅行を活発化させるため、乗り放題きっぷ「どこでもきっぷ」のエリア版として、「JR西日本 中国エリアどこでもきっぷ」「JR西日本 北陸エリアどこでもきっぷ」を発売する。

有効期間は2日間とされ、新幹線・特急列車を含むエリア内のJR西日本全線の自由席が乗り放題。発売額は中国エリア版が7,000円、北陸エリア版が6,000円(各こども半額)。JR西日本管内のおもな旅行会社にて、宿泊と同時購入の場合にのみ発売する。両きっぷとも12月27日から販売開始し、販売期間は2022年4月2日まで。利用期間は2022年の1月7日から4月10日までの連続する2日間となる。



旅行需要の回復に遅れが見られる60代以上のシニア層に向けて、「おとなび」会員限定のフリーきっぷ「西日本グリーンきっぷ」を発売。2022年の1月7日から3月31日まで、連続する3日間または5日間有効とされ、期間中はJR西日本全線が乗り放題に。グリーン車指定席または普通車指定席も6回まで利用できる。



10~20代に向けては、社外インフルエンサーの協力も得ながら情報発信を強化。来年1月末に若者向けのPRサイト「アオタビ」を新設し、SNS投稿や企画と連動した内容を発信するという。(佐々木康弘)