2022年シーズンのIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に新設されるGTデイトナ・プロ(GTDプロ)クラスにエントリーするターナー・モータースポーツが、同年のドライバーラインアップを発表した。
新しいクラスに『BMW M4 GT3』の新車を投入するアメリカのチームは、BMW Mファクトリードライバーのイェンス・クリングマンと、GTワールドチャレンジ・アメリカのクラスチャンピオンとなったマイケル・ディナンをメンバーに追加することをアナウンス。彼らがデイトナで、引き続き同チームのレギュラードライバーを務めるビル・オーバーレンとロビー・フォーリーのコンビに加わることを明らかにした。
今シーズン、ファナテック・GTワールドチャレンジ・アメリカに参戦し、フォーリーとともにBMW M6 GT3をドライブしたディナンは、来月の開幕戦デイトナ24時間レースでウェザーテック・スポーツカー選手権デビューを果たす。一方のクリングマンは、2020年のロレックス24(・アット・デイトナ)以来初めてウィル・ターナーが所有するチームに戻る予定だ。
ターナー・モータースポーツは今月初めにデイトナに行き、そこで“タコマシン”というニックネームが与えられた新車で2日間のテストを実施した。このテストには同じくIMSAのGTDプロクラスにエントリーするBMWチームRLLの25号車BMW M4 GT3も参加している。
このワークスチームが走らせる2台のM4 GT3のドライバーラインアップは来月初旬に確定する予定だ。
「すべてのテストを終えた今、BMW Mモータースポーツのチームとドライバーが、レーストラックでハイレベルな競争相手と直接対決することが待ち遠しい」と語るのは、BMW Mモータースポーツの責任者であるマイク・クラック。
「これまでのところ、BMW M4 GT3を運転したすべてのドライバーが(このクルマの感触を)非常にポジティブに受け止めている」
「そのことから、私たちは最初から競争力を持ち、最高の結果に挑戦できる立場にあると確信している」
「BMW M4 GT3に対する非常に高い需要は、我々の期待を上回るものだった。私たちにとってこの信頼はとてもうれしいものであり、光栄に思っている」
「私たちは今、この新型GT3カーが世界中のレーストラックやレースシリーズで、さまざまなドライバーやチームの手に渡りどのような結果を残すのか、それを見るのを楽しみにしているんだ」