フェラーリF1チーム代表マッティア・ビノットは、このシーズンオフに、カルロス・サインツの2021年シーズンについて見直しを行い、今後の契約延長について検討すると語った。
2021年にフェラーリに移籍したサインツは、モナコで2位、ハンガリー、ロシア、アブダビで3位と4回の表彰台を獲得、チームメイトのシャルル・ルクレールより5.5点多い164.5点でランキング5位に入った。
フェラーリはサインツと2022年末までの契約を結んでいる。
「カルロスは素晴らしい1年を過ごしたと思う」とビノットはコメントした。
「1年前に契約を結んだ時、シーズンを振り返るタイミングは冬の間であると我々は述べた。この冬にその作業を行う。共に見直しを行い、シーズン自体のことも振り返り、将来の可能性についての話し合いをスタートする」
サインツはフェラーリが求めていたパフォーマンスを見せてくれたと、ビノットは認めた。
「カルロスと契約した時の目標は、優れたレーサーふたりを揃えることだった。優秀で、一貫しており、チームのためにポイントを獲得する能力のあるドライバーたちだ」
「今シーズン、我々はそれを達成したと思う。ふたりを心から誇りに思う。常々申し上げているように、我々はF1で最高のラインナップを手にしている。カルロスの今シーズンの仕事に非常に満足だ」
「フェラーリでの最初のシーズンだったので、簡単ではなかった。彼と契約を結んだのは、優秀なレーサーで、一貫しており、常にポイントをしっかり稼いでくるからであり、さらに学習能力も高い」
「このシーズンのなかで彼は向上した。シーズン全体のなかで、終盤が一番優れていたのだ」