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ホンダもびっくり? 軽自動車「N-ONE」でキャンプする猛者、あらわる

2021年12月20日 11:02  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
ホンダが軽自動車「Nシリーズ」の10周年を記念して開いたイベントに、1台の変わったクルマが展示されていた。「N-ONE」という同社の軽にルーフキャリアを取り付け、ツリーハウスのようにテントを屋根の上に展開したものなのだが、これはいったい?


○ホンダにとっても想定外の使い方?



「N-ONE」はホンダが展開する軽自動車のラインアップ「Nシリーズ」の1車種。ちょっとレトロで愛らしさも感じるデザインが最大の特徴で、マニュアルシフト(MT)仕様もあることから走りの楽しさも評価されている軽だ。今年の日本カー・オブ・ザ・イヤーでは「K CAR オブ・ザ・イヤー」を受賞した。

ただ、室内の広さや積載性の高さといった面では、同じNシリーズの「N-BOX」や「N-VAN」に分がある。普通に考えれば、Nシリーズの中で最もキャンプに向いていなさそうなのはN-ONEだ。なぜホンダはN-ONEのキャンプ仕様を展示したのだろうか。


実はこの展示車、10周年を機にホンダがNシリーズの使い方をTwitterで問いかけたところ、あるユーザーがつぶやいた仕様なのだという。屋根の上のテントも、それを取り付けるルーフキャリアも、ホンダが用意した純正アクセサリーではない。つまり、このN-ONEはユーザーが自身のアイデアで作ったクルマだ。ホンダの人も、「N-BOXやN-VANでの車中泊というのはよく聞くんですが、N-ONEは想定していなかったので、私たちもびっくりしています」と話していた。


ホンダは近く、Nシリーズ販売10周年を記念する特別企画展「N Marche」(エヌマルシェ)をHonda ウエルカムプラザ青山(東京都港区)で開催する。会期は2021年1月15日~2月7日の予定。このイベントではユーザーの声をもとに、さまざまなNシリーズの使い方を展示する計画だ。ホンダの軽の愛用者も、ほかのユーザーによるNシリーズの楽しみ方を見れば何か気づきがあるかもしれない。(藤田真吾)