ボーナスの支給額は企業の業績に大きく左右される。キャリコネニュースの「冬のボーナス」をテーマにしたアンケートの回答には、そのことがよくわかる言葉が目立っていた。広島県の30代男性(事務・管理/正社員/年収650万円)は、
「昨年は105万ほど、今年は97万と減少した。業績連動のため下がった。原材料が高くなっている分減少はしょうがないと思う」
と明かす。また「このくらい貰えていれば、裕福な暮らしは出来ないが生活に困ることはない」と気持ちの余裕も付け加えた。(文:okei)
※キャリコネニュースでは「冬のボーナス」をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから https://questant.jp/q/619NMB2H
「私の業界はコロナ禍にあっても需要が増え、逆に好調です」
「(賞与の)業績連動」とは、会社や部門ごとの業績を賞与支給額に連動させる制度だ。明確に制度化していなくても、そうしたやり方でボーナス額を決めている企業は少なくないだろう。
東京都の30代女性(建築・土木技術職 /正社員/年収800万円)は「昨年:95万、今年:122万でした」と増額を明かす。業界の好調ぶりが賞与に反映された上に、自身も昇格したことで大幅アップしたようだ。感想を次のように語った。
「昨年までは5年連続90万円台だったのが今年になって支給額が増えたのは、昇給して役職が上がったからだと思います。また、私の業界はコロナ禍にあっても需要が増え、逆に好調です。そのため例年より忙しいですが、働きを認めて昇格・昇給や賞与に反映してもらえたと思うと嬉しいです」
アンケートでは金額に対して思うことのほか、困っていることも訊いているが、女性は
「増額し、特に困ることも欲しいモノはないため、高額な不妊治療費にあて、残りは株と投資信託の購入にあてたいと思います」
と綴っていた。