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東急目黒線奥沢駅の通過待ち設備、ダイヤ改正に合わせて供用開始へ

2021年12月18日 19:41  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
東急電鉄は、東横線・目黒線・田園都市線・大井町線・こどもの国線のダイヤ改正を2022年3月12日に実施すると発表した。目黒線では、奥沢駅の通過待ち設備の供用開始にともない、平日朝ラッシュ時間帯に運転される急行の一部列車で速達性が向上する。


奥沢駅では目黒線の速達性向上をめざし、上り線の改修による新たな待避線の整備が進められてきたという。来年3月のダイヤ改正では、奥沢駅の通過待ち設備の完成に合わせ、平日朝ラッシュ時間帯に運転される上り急行1本が奥沢駅と武蔵小山駅で先行の各停を追い抜く。現行の運転時刻は日吉駅6時58分発・目黒駅7時19分発だが、ダイヤ改正後は日吉駅7時0分発・目黒駅7時18分着となり、所要時間が3分短縮される。



田園都市線も朝の時間帯に利便性・速達性向上を図り、平日5時台に中央林間駅を発車する上り準急を現行の2本から4本、土休日5時台に中央林間駅を発車する上り準急を現行の1本から2本に増やす。日中時間帯には、東横線の上り特急、目黒線の上り急行、田園都市線の上り急行において、それぞれ所要時間が1分短縮される。

利用動向の変化に対応した運行ダイヤの見直しも実施。東横線は平日・土休日の日中時間帯、渋谷~菊名間の各停を見直し、現行の1時間あたり特急4本・急行4本・各停10本から特急4本・急行4本・各停8本に変更する。田園都市線は平日の夜間時間帯、長津田~中央林間間にて下り各停を見直し、21時台と23時台に1本ずつ減便。こどもの国線は田園都市線のダイヤ改正に合わせ、夕夜間の一部列車で時刻変更を予定している。



大井町線では、平日17~21時頃の下り急行を15分等間隔の運転とし、17時台の大井町駅において、急行の発車時刻を17時0・15・30・45分とするなど、わかりやすい時刻に変更。土休日には17時台・18時台に1本ずつ、田園都市線へ直通する急行(中央林間行)を設定する。一方、夕夜間の大井町~溝の口間で急行・各停が見直しとなり、18時台に各停1本、22時台に急行1本を減便。大井町駅23時10分発の下り急行は同駅23時0分発に変更し、運転区間を中央林間駅まで延長する。


大井町線の有料座席指定サービス「Q SEAT」は、現在の暫定運行本数(8本)から1本増発して1日9本の運行とし、あわせて運行開始時刻を繰り上げ、サービス時間を拡大する。ダイヤ改正後の大井町駅では、同駅17時0分発・17時30分発・18時0分発・18時45分発・19時15分発・20時0分発・20時30分発・21時0分発・21時40分発の下り9本で有料座席指定サービスを提供。大井町駅を22~23時台に発車する下り2本については、ダイヤ改正後も引き続き有料座席指定サービスを実施しない。(MN 鉄道ニュース編集部)