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世帯年収600万円、共働きの生活感「毎日節約について考え、贅沢はせず、なるべく食費を抑える」

2021年12月18日 06:20  キャリコネニュース

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世帯年収600万円のリアルな生活感とはどのようなものか。キャリコネニュース読者から寄せられた投稿を紹介する。

※キャリコネニュースでは世帯年収に関するアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/6FE3D7NZ

「子ども3人。今後の学費など考えると不安はある」


岡山県の40代前半の女性は、夫婦共働きで世帯年収600万円。子どもが3人いるため家計のやりくりが大変で、日々節約が欠かせない。

「光熱費など安い時間帯を考えて使っている。毎日節約について考え、贅沢はせず、なるべく食費を抑えるように努力している」

「旅行やレジャーには行かず、家族でお金のかからない公園や施設を利用する。将来の学費や老後の生活、家のローンや車、定期的にかかる維持費など、思いがけないに出費に困らないよう生活費を抑えるようにしている」

しっかり懐を締めている女性だが、今後の生活を思うと悩みは尽きない。女性は、

「私も夫も介護福祉士で、夫は正社員として、私はパートで家計を賄っているが、今後の学費など考えると不安はある。国からの補助は児童手当のみ。税金や教育資金は高いが、補助は少なく、子ども3人の学びをどこまで維持できるか…… 」

と不安な胸の内を明かした。

ファイナンシャルプランナーの佐藤祐一氏は次のように語る。

<世帯年収が600万円で、子どもが3人はたしかに少し不安があるかと思います。方法としては大きく分けて4つ考えられます。

1つ目は投資によって収入を増やすことです。安全性の高い投資で収入を増やすのも一つの手段です。投資なんて難しいというかもしれませんが、高配当利回りの株を購入したり、信託を利用するのも手です。さほど時間をかけずに収入を増やすことができまるのがメリットですが、損するリスクもゼロではありません。

2つ目は副業によって収入を増やすことです。これ以上労働時間を増やしたくないという考えかもしれませんが、副業に関係する支出(居住費・通信費・車など)は経費にできるため、節税につながります。デメリットとしては、時間をかけた割にそれほど収入が増えない可能性があることです。

つ目は貸与型奨学金の活用です。進学に必要なお金を借ります。

4つ目は支出の見直しです。節約のことばかり考えているということですが、支出を減らせる制度を活用しているか気になるところです。例えば、ふるさと納税や電子決済のキャンペーンなどの活用をしているかです。ふるさと納税は大きく節税に繋がりますし、電子決済のキャンペーンは20%キャッシュバックなどもしており、大きく支出を減らすことに繋がります。

以上、4つの手段を用いるか、もしくは併用してもいいと思います。活用できる手段がないか検討されてはいかがでしょうか。>