ホンダは、2021年F1チャンピオンのマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)に対し、2021年日本GPで優勝者に贈るはずだったトロフィーを贈呈した。
最終戦アブダビGPで優勝したことで、フェルスタッペンは自身初のチャンピオンの座に就き、今年でF1活動を終了するホンダF1には30年ぶりのタイトルをもたらした。
2021年はホンダにとって最後のF1シーズンだったが、10月8~10日に鈴鹿サーキットで予定されていたホームグランプリの日本GPはコロナ禍で中止になってしまった。
ホンダは最後の日本GPに向けて、デザインと制作を担当してトロフィーを用意していた。ホンダは、このトロフィーを「2021日本GP 幻のトロフィー」として、Hondaウエルカムプラザ青山で展示、その際に「F1のトロフィーは、その大会のタイトルスポンサーが制作します。今回の日本GPで授与されるはずだったものは、『オールHondaで』の想いを込めて作られました」と説明していた。
「ホンダドライバーが掲げてくれるよう念を込めて作成した」という“Made by All Honda”のトロフィーに、ホンダは新たに「ありがとう Max Verstappen 2021 WORLD CHAMPION」の文字を刻んで、フェルスタッペンに贈った。
Honda Racing F1はSNSを通して、ホンダの長井昌也モータースポーツ部長と山本雅史マネージングディレクターがフェルスタッペンにトロフィーを贈呈するシーンを公開している。