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資生堂が韓国のスタートアップ企業と協業 オープンイノベーションプログラム第3弾

2021年12月13日 19:42  Fashionsnap.com

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「fibona」のロゴ

Image by: 資生堂
資生堂研究所が主導するオープンイノベーションプログラム「フィボナ(fibona)」が、海外のスタートアップ企業と連携する。韓国の企業から「Medical Beauty」をテーマに募集し、12月6日の最終審査でLABnPEOPLEとの協業を決定した。

 今回の募集は、フェボナの活動プランの一つである「Co-Creation with Startups」第3期。「Co-Creation with Startups」は、スタートアップ企業の斬新なアイディア・技術を、同社の強みである研究領域の知見・技術、商品・サービスと融合させ、市場ニーズに対応した製品やサービスに活用することを目指し立ち上がった。これまで日本国内で募集し、ビューティウェルネスをテーマに2019年に第1期として3社と、2021年11月に第2期として2社と提携している。
 第3期は、海外で募集し可能性を拡大。韓国貿易協会(KITA)が保有するオープンイノベーションプラットフォーム「Innobranch」を通じ、「Medical Beauty」をテーマに現在の美容市場において先進的なアイデアを豊富に創造する韓国国内のスタートアップ企業を対象とした。今回連携が決定した「LABnPEOPLE」は、生体吸収性のある金属や、マグネシウムを活用したマイクロニードル開発テクノロジーを得意とする。同社のグローバルな研究開発のリソースを生かし、化粧品・美容領域に捉われない、新領域での研究や事業化を目指す。