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「学歴の壁」を語る人材業界の男性「大卒の壁、MARCHの壁、旧帝の壁がある」

2021年12月07日 18:40  キャリコネニュース

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就職活動の場面で確認されることが多い学歴。キャリコネニュースには「学歴は必要」と考える読者から、さまざまな意見が寄せられている。(文:コティマム)

※キャリコネニュースでは学歴をテーマにアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/NPGZ8QF0

学歴で初任給が違う「大卒新卒15万円。高卒新卒13万5000円」


京都府の40代男性(不動産・建設系/正社員/年収350万円)は、大卒で大学院を中退している。学歴については、過去に勤めていた企業での経験から「必要」だと考えている。

「かつて勤めていた企業で、初任給が以下のように差がつけられていたため。大学院卒17万円。大卒新卒15万円。大卒中途14万円。高卒新卒13万5000円。高卒中途13万円」

差があったのは給料だけではない。

「配置にも差がつけられており、本社への異動は大卒新卒者以外には、現実としては閉ざされていました。学歴が低いとスキルの習得にすら差がつけられるのです」

「ほとんどの企業はMARCH以上であれば学歴で書類を落とされることはない」

採用担当の経験がある読者からもコメントが寄せられた。茨城県の30代男性(メーカー系/契約社員/年収300万円)は大卒。「特に就職の場面では、高卒では入り口にも立てない場合が散見される。 高卒と大卒では待遇が違う」と語る。

「採用を経験した時、やはり高卒は割引いて見てしまう。昔は『(進学の)お金がない』が通用したが、最近は給付型奨学金などもあるし、費用捻出が難しいことは理由になりにくい」

人材紹介職の東京都の20代男性(サービス系/正社員/年収700万円)は、中央大学出身。仕事柄、「学歴の壁」があることを実感しているようだ。持論をこう語る。

「人材紹介の仕事をしていますが、応募ハードルとして大卒の壁、MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政の私立大5校)の壁、旧帝(北海道、東北、東京、名古屋、京都、大阪、九州の国立大7校)の壁があるなと思います。ほとんどの企業はMARCH以上であれば学歴で書類を落とされることはないので、このライン以上であれば基本は安心だと思いました」

実際に採用や人材紹介を経験している立場では、より学歴や大学名の重要性を感じるのだろう。