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客前で「バカ」「頭が悪い」と罵倒 ブラックな飲食店を退職した人たち

2021年12月07日 06:20  キャリコネニュース

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丁寧な接客で客をもてなし、料理を提供しなければならない飲食店。そこで仕事を始めたものの、ブラックな職場でとても続けられなかったという経験談がキャリコネニュース読者から寄せられている。(文:林加奈)

※キャリコネニュースでは「ブラック企業体験談」のアンケートを実施しています。回答はこちらから。https://questant.jp/q/HQI6E1OV

客のセクハラにも「あなたが毅然と対応しないのが悪い」

20代女性は飲食店でアルバイトをしていたとき、「同じバイトの立場の人からお客様の前で『バカ』『頭が悪い』などと言われ続けました」と語る。これだけでもうんざりするが、

「祖母が危篤になり急に休まなければならなくなったことを店長に伝えると『事情はわかったが人数が足りない』と言われたり、その後祖母は亡くなりお葬式に行く旨伝えておいたのに、3日間欠勤扱いにされました」

その後も不当な扱いは続いた。接客中に客が名札を見るふりをして胸を触ってきた挙句、持ち帰りの注文をキャンセルしたのだ。店長や他のスタッフに伝えると「あなたが毅然と対応しないのが悪い」と言われたという。

「それがきっかけでホール担当だったのが洗い場担当にされ、シフトも週末のみにされたので、バイトとして入ってから半年後に退職届を叩きつけて辞めました」

と語っている。

5人中4人退職した焼き肉店、裁判で残業代を請求した結果

「以前は焼き肉店に勤めていました」と語る京都府の40代男性は、当時の勤務状況をこう明かす。

「勤務時間は昼の12時から深夜1時くらいです。営業は17時から。途中休憩、食事タイムが営業前の16時からの30分。その時間も業者の対応、予約電話の対応はもちろんします。完全に休憩はなかったですね」

13時間、ほぼ休憩なしで働き続けた結果、当時5人いた従業員のうち男性を含めて4人が一斉退職した。その後、残業代を請求するために裁判を起こしたという。「判決までに2年かかりました。2年の間に反訴されたりメチャクチャな展開でしたが、最後はお金を受け取りました」と綴っている。