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INI、『沼にハマってきいてみた』出演を機に整理したい3つの“沼ポイント”

2021年12月07日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

INI『A』

 12月7日放送の『沼にハマってきいてみた』(NHK Eテレ)に11人組グローバルボーイズグループ・INIが出演する。番組公式HPに掲載されていたアンケート内容を見ると、INIの幅広い魅力が紹介されそうだ。そこで、改めて彼らの“沼ポイント”を整理してみたい。


(関連:木村柾哉×藤牧京介、西洸人×田島将吾、髙塚大夢×池﨑理人……INI、デビュー後初のCMで見せた輝き


 INIの魅力はなんといってもパフォーマンスだろう。同番組でも1stシングル『A』収録曲「Brighter」がフルコーラスでテレビ初披露される。「Brighter」は活動曲「Rocketeer」とはガラリと雰囲気が違う楽曲で、米肌「肌潤モイスチャーインWクレンズ」のCMソングにもなっている。ピアノの旋律が印象的で、聴いていると心が浄化されるような美しい楽曲だ。そんな同曲では、メンバーの歌声をたっぷり味わえる。髙塚大夢、尾崎匠海、藤牧京介らボーカルチームの美声だけでなく、全メンバーが個性あるきれいな声を持っていることがわかるだろう。声の出し方も「Rocketeer」と比べてブレスが多めで柔らかくなっているのも注目ポイントだ。歌い方を変えることで全員の声色が近くなり、よりまとまりが出ているように感じる。


 また、11人だからこその迫力あるダンスも見逃せない。シンクロダンスはもちろん、2人ずつのユニゾンや二分されたフォーメーションなど、見どころがたっぷり。ダンスにおいてもそれぞれの個性があるが、高い完成度を見せているのは練習と努力の賜物だろう。実際、配信冠番組『INI STATION』(GYAO!)では「『Brighter』の時から、西(洸人)くんがみんなに喝を入れてくれた。あそこでみんなの気持ちとかもすごい変わったと思ってて。あれが合ったから成長できた」と尾崎も語っていた。そんな「Brighter」のダンスをよく見てみると、リズムの取り方などがかなり細かい。『INI STATION』でダンス未経験者の佐野雄大が「韓国合宿を思い浮かべたら、『Brighter』の振り入れ初日の思い出が一番強くて。なんにもできない自分が怖かったし、この先どうなるんやろって不安でたまらなかった」と語っており、他のメンバーも口々に「あれはやばかった」振り返っている。しかし西をはじめ、ダンス経験が豊富な木村柾哉や田島将吾などがメンバーを引っ張ってきたのだろう。支え合いながら努力を重ねた結果の完成度である。


 そして、こういった団結力と支え合いから分かる通り、メンバー全員の人間性もINIの魅力だ。それはすでに『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』から発揮されていたことで、番組では彼らの人柄がわかるシーンが盛りだくさんだった。例えば、デビュー後にメンバーから感謝の声が度々上がる西。『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』でも各バトルでグループをダンス面で牽引しつつ、明るく言葉をかけて雰囲気を作っていたシーンが多々あり、田島がレコーディングで悩んでいた際には寄り添う姿も。逆に田島が悩む西に寄り添うシーンもあり、オーディション中から練習生同士が支え合ってきたことがわかる。『PRODUCE 101 JAPAN SEASON2』を一から見直すのはなかなかのボリュームだが、INIを魅力をより知るためにもチェックして損はないはずだ。


 もちろん他にも、INIの魅力はたくさんある。少しでも彼らが気になっている方は、『沼にハマってきいてみた』はもちろん、様々なコンテンツをチェックしてみてほしい。気付いたときには、抜け出せないほどどっぷりと沼にハマっているはずだ。(高橋梓)